フォントのふしぎ
読みました。
- 作者: 小林章
- 出版社/メーカー: 美術出版社
- 発売日: 2011/01/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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どなたでも、フォントについて楽しめる内容に仕上がっています。
デザイナーの方であれば、必読の一冊でしょう。
●ブランドに使われているフォント
Futura (フーツラ)
・LOUIS VUITTON
・DOLCE & GABBANA
Times Roman (タイムズ・ローマン)
・GODIVA
Trajan (トレイジャン)
・GODIVA
Cooperplate Gothic (カッパープレート・ゴシック)
・DEAN & DELUCA
Nicolas Cochin (ニコラ・コシャン)
・Dior
Cochin (コシャン)
・Dior (男性用)
Didot (ディド)
・VOGUE
ITC Fenice (フィニーチェ)
・RALPH LAUREN
Helvetica (ヘルベチカ)
・Lufthansa
・FENDI
Horatio (ホレイショ)
・dyson
VAG Rounded (ブイエージー・ラウンデッド)
・Volkswagen
Frutiger (フルティガー)
・フランス シャルル・ド・ゴール空港
・オランダ スキポール空港
・イギリス ヒースロー空港
●イタリック
・イタリックは単純に言うと、日本語の「ひらがな・カタカナ」。日本語の中に外国語が出てきたら、カタカナで書くのが約束事。
●サントリーのロゴ
・ロゴのU, N は小文字。大文字、小文字を混ぜて使ってもいい。
・いろんな書き方があるということを経験的に知ること。
●いいフォント
・どこで使っても違和感のないこと。
・役者のようにその役柄になりきれること。その劇の中の人がそこに実際にいるような。
●ハイフン (-) とダーシ (–) の使い分け
・ハイフン=単語の分割、二つ以上の単語がまとまって一つになるとき。
・ダーシ=量や期間を示す。
・全部ハイフンで片付けられているいいかげんなパンフレットは安っぽく見える。
●フォントの役割
・あくまでも主役は「言葉」。内容が読み取れること。
・伝える、という機能。
・「言葉」を立たせて、フォントの存在感をなくす。