読書力
読みました。
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/09/20
- メディア: 新書
- 購入: 20人 クリック: 358回
- この商品を含むブログ (219件) を見る
これまでの自分の読書について振り返るのに、いいキッカケになりました。
このブログに読んだ本を記しだして結構たちますが、おかげさまで読書が習慣化したように感じます。本棚も充実してきましたし。
ただ読書は孤独ですね。社内で仲間を見つけようともしましたが、これは無理でした。
でも、ブログだと共感していただける方がいらっしゃるので大変ありがたく思います。
●読書とは
・読書はしてもしなくてもいいものではなく、習慣化すべき「技」。
・単なる娯楽のための読書ではなく、精神の緊張を伴う読書であること。
・人は100%読書をしなければ駄目。
・本は読んでも読まなくてもいいものではなく、読まなければいけないもの。
●読書力があるということ
・4年間に文庫本100冊と新書50冊の150冊を読んだ、ということ。月2冊。
・読書力があるということは、読書習慣があるということ。
読書が苦にならずに日常で何気なくできる力。
・読書が「技」として質的変化を起こすのが、およそ100冊単位だから。
「技」とは、習慣となり、それをすることが当たり前になるポイント。
●本を読んだということ
・本の要約が言えること。
読書を通じて要約力を鍛えること。
・メモする力を鍛えること。段落に脈絡を探す練習。
・本の中に重要な自分にピンとくる文章を見つけること。
●なぜ読書なのか
・自分をつくる最良の方法だから。自分探しではない。
・幅広い読書をすることで、物事に対して総合的な判断を下すことができる。
・一人の静かな時間は、人を育てる。
・複数の優れた他者を自分の中に住まわせること。
・読書は、一定の精神的緊張を伴う。この緊張感が充実感を生む。
1人ではなく、著者との2人の時間。
●身銭を切る
・身銭を切ることで、言葉が体に染みこむ構えができる。
買うという行為に、決断や思いの深さが関わる。
・図書館から借りるようでは見込はない。
・本は著者そのもの。
・本は、借りるものではなく、買うもの。
●自分の本棚を持つ
・自分の世界が広がる喜び。
・ここでいう本棚とは、ヨコ1m、タテ6段のこと。
●誤った読書
・一冊の絶対的な本をつくること。それは宗教。
・何かに1つに限定して、傾倒すること。