ブルー・オーシャン戦略実践入門

読みました。

ストーリーでわかる!  ブルー・オーシャン戦略実践入門

ストーリーでわかる! ブルー・オーシャン戦略実践入門

安部徹也さんの著書。先日読んだ「ブルー・オーシャン戦略」、「ブルー・オーシャン戦略を読む 」ともにすばらしい本ですが、ベースが翻訳版のため、ところどころ意味や内容が理解できない部分もありました。消化不良で困っていた時に、書店で出会った一冊です。
読んだ印象としては、原書のブルー・オーシャン戦略の文章をすべて見直し、日本語に最適化されているように思えます。さらに安部さん独自の解釈も加味して、大変分かりやすく、ブルーオーシャン戦略をしっかりと理解できる内容でした。ただオリジナルの記述からかなり変更されているので、読む方の印象としては賛否が分かれるかもしれませんが…
私的にはこの3冊でブルーオーシャン戦略はおなか一杯な感じです。

レッドオーシャンでの競争優位を築く3つの基本戦略
1.コスト・リーダーシップ戦略
2.差別化戦略(ブランド戦略)
3.集中戦略

●企業が陥る6つのレッド・オーシャンの落とし穴
1.ライバル企業ばかり見てビジネスを展開していないか
2.業界の小さな戦略グループの中でのみ戦っていないか
3.ライバル企業と同じ買い手グループにフォーカスしていないか
4.製品単体で勝負しようとしていないか
5.同業他社と同じ製品特性で勝負しようとしていないか
6.目先の利益にとらわれた短期的なビジネスを展開していないか

ブルーオーシャン戦略とは「バリューイノベーション」の実現
・差別化と低コスト化を同時に実現すること
・それをバリューイノベーションと呼ぶ

ブルーオーシャン戦略の実行プロセス
1.業界の競争構造を分析する
2.ターゲット顧客を明確にし、ニーズを把握する
3.プロダクトコンセプトを具体化する
4.ビジネスモデルを再構築する
5.戦略的に価格を設定し、コスト戦略を考える
6.ブルーオーシャン戦略の最終チェックを行う

●脱セグメンテーション
・通常のマーケティング戦略のようなターゲットの絞り込みは行わない
・これまでの常識では考えられない方法で、ターゲット顧客を設定する
・すべての人や企業を潜在顧客と考える
・非顧客グループの3分類

●効用マップ
・6つの要素×顧客経験ステージ

●優れた戦略の条件
1. メリハリ
2. 高い独自性
3. 訴求力のあるキャッチフレーズ

●自社ビジネス懸念
・100万台への目標、どこから顧客を持ってくるのか??
・業界内だけでは無理がある?

●今日の一枚