人生を決めた15分

読みました。

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かっこいい!シビれる!デザイナーの中のデザイナー。それがケン・オクヤマ。
彼の生き様、大量のスケッチがこの一冊に詰め込まれています。
目標とするならこういう人にすべき。
私の場合、もう時すでに遅し・・・(爆)

自分たちの目指すビジョンが見えてないうちに、リサーチはするな。
レストランに例えると、メニューを用意せずに「何が食べたいか」を聞くようなもの。
まずは、自分たちの特徴を活かしたメニューを自信を持って用意し、客にその中から選ばせる。そして客の予想を上回る料理を出して感動させ、その反応を調査によって確かめる。

未来を相手にするビジネスでは、市場調査のような道具は使えない。使えるのは、自分の想像力と決断力だけなのだ。

ものづくりとは物語を売ること。
本物のストーリーでなくてはならない。
作り手がどんなポリシーを持っているかに左右される。
お客さんの生活を豊かにしたいと願う姿勢があれば、そこに自ずと何らかのストーリーが生まれるはずだ。

末端消費者と直接取引をすること。
自らブランドを立ち上げ、末端消費者に直接ものを販売する。
自分の考えがどこまでお客さんに理解されるか、受け入れられるかを身をもって知る絶好の機会なのだから。

「自信作のメニューを作れ」
多くの日本人、日本企業はメニューを作ろうとしない、何でも作れる体制を整えておいて、お客さんに「何が食べたいですか」と尋ねるのだ。
メニューを出さないということは、自分をアピールしないことだ。メニューが作れないのは、自分がないからだ。

デザイナーは料理人。いろんな技を使えなくてはいけない

「1つの仕事が終わらないと、他のことが手につかない」という人がいるが、それではプロのデザイナーにはなれない。
僕は、同時並行で30のプロジェクトを進めている。
要は能力の問題ではなく「どのように頭を切り換えるか」といったテクニックの話なのである。たぶん、慣れれば誰にでもできるだろう。

自分がないから信念がない。信念がないから魅力的なものが作れない。まずはその連環に気づくことが大切だと思う。

とても大切なのは、「未来の自分を想像する」ということ。
未来の自分がどこにいるか。それを想像するためには「こうなりたい」というビジョンが不可欠だ。自分の力でそこまで行くという強靱な意志を伴う。
その次に、想像した未来の自分と向き合うこと。苦痛を伴うことに対して、すぐ背を向けない。

年代によってやるべき仕事は違う
20代では、得意なことをやる
30代では、うまくやれること
40代では、見えてくること