普通のデザイン
読みました。
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内田繁さんの海外での講演録を一冊にまとめたもの。デザイナーであれば必読の内容だと思いました。
記憶には、「個人的」「集団的」「前文化的」とがある。
ガラスのコップは落とすと割れます。それを知っているからていねいに使うのです。愛着を感じるのです。
誰にでもすぐに使えて、落としても壊れない。そのような商品に魅力があるのでしょうか。
1968年。
個人の固有性を尊重できるか。
「社会のなかの個人」ではなく、「個人のための社会」の実現を目指そうという試み。
情報化社会とは個人の尊重でした。折しも、アラン・ケイがパーソナル・コンピューターの概念を発表したのが、まさに1968年でした。
ナガオカケンメイさんの60VISIONにもあるように、この年から学ぶことはたくさんあるのですね。