この人 吉田秀雄

読みました。

この人 吉田秀雄 (文春文庫)

この人 吉田秀雄 (文春文庫)

電通の社長だった、伝説の人 吉田秀雄。波瀾万丈の短い人生、彼の人となりを記した一冊。
吉田さんの鬼十則はあまりにも有名。この言葉を知った時は、体中に電流が走ったのを覚えています。

一、仕事は自ら「創る」べきで、与えられるべきではない。
一、仕事とは、先手先手と積極的に「働きかけ」ていくことで、受け身でやるものではない。
一、「大きな仕事」に取り組め。小さな仕事は己を小さくする。
一、「難しい仕事」を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
一、取り組んだら「放すな」、殺されても「放すな」。目的完遂までは。
一、周囲を「引きずり回せ」、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地の開きができる
一、「計画」を持て。長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
一、「自信」を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらがない。
一、頭は常に「全回転」、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ。サービスとはそのようなものだ。
一、「摩擦を怖れるな」、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。