私的ブランド論
読みました。
- 作者: 秦郷次郎
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2003/12
- メディア: 単行本
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よくブランド価値を上げる、と言いますが、この本を読むとそんなに簡単にできるものではないことがよく分かります。
●ブランドビジネスとは
ものづくりから販売まで「自らが直接コントロールする」という意志の働く仕組み、すなわち、一貫して自らの信念を貫ける仕組みでなければならない。
ブランドの真の価値を理解してもらうには、その歴史や伝統、固有の技術、美意識を消費者に伝えることが大切で、店はそれを表現する最適な場になりうると確信。製品の背後になる伝統社ストーリーを正しく伝えなくては、「仏つくって魂入れず」と同じで、ブランドが持つ夢の部分(本当の価値)を理解してもらうことはできません。
ルイ・ヴィトンが考える価格政策「すべてのお客様に、同じ価格で販売する」
●ブランドの要件
1.長い歴史
2.一貫した伝統
3.独特の技術とノウハウ
4.ブランド独自の考え方・哲学
5.独自の美意識
6.高品質と保証
ルイ・ヴィトンの何が他の会社と違うのか?「それは、パッション(情熱)だ」
社員一人ひとりが持つ、商品に対する情熱、ブランドに対する情熱が違う。