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リフレクティブ・マネージャー

読みました。

リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)

リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)

昨年読んだ「リーダーシップの旅」を書かれた金井さんの著書。
とても新書とは思えない充実した内容と厚さの一冊。マネージャーになるとは、リーダーシップとは、何冊この手の本を読んだか分かりませんが、それでもよく分かりません。ひたすら自問自答の繰り返しです。

●課長、マネージャーとは
課長たちは、ただでさえ忙しい中、「会社を元気にするための研修」、「会社のイエスマンを減らす研修」を受講させられる。

課長は、部下育成という大きな課題を、上司と若手に挟まれてひとりで担っている。自ら教えた経験も、面倒を見てもらった経験もないにも関わらず。新人を組織に適応させるべく積極的に支援する役割が、課長には課せられている。

かつて課長は部下に対して指示・命令を下す存在だった。今は、部下のカウンセラーとしての役割が重要性を増している。「それも私の仕事ですか?」などと言ってはいられない。

マネージャーとは何なのか?何にどこまでコミットメントする人なのか。マネージャーになるとは、どういうことなのか?

新任マネージャーにっての象徴的な出来事は、労働組合を離れることだ。

管理職は忍耐業

課長クラスだとプレイヤーの役割も負わされている人が多い。目標や課題を与えられていて、その上、残業手当は出ないのだから、憂うつになる人が多いのはうなずける。

マネージャーになっても報酬がすごく増えるわけではなく、むしろ自分への評価が厳しくなる。人件費が経営を圧迫してくると、整理の対象にもなりかねない。

マネジメントの基本は、決められたことを決められた手順で、部下にきちんとやってもらうこと。複雑なシステムの中の秩序。
システムをうまく使えるようになったマネージャーは、次のステップへと進む。

表マネジメント:管理、人を縛る
裏マネジメント:目標をみんなで探す、試行錯誤する、みんなで一緒になんとかやってみる。未知のテーマに挑戦する人を支える。

マネージャーは「プロセス」か、「ゴール」か。


マネージャーには本来、教育者的な役割が織り込まれている。

上司の役割は、ひとりで職場のメンバーに手取り足取り教え込むことではない。
職場に社会的な関係を作り出し、あとは職場メンバーの協調学習に委ねる、という形でのリーダーシップ。
上司自らも学び続ける存在として成長を目指すこと。