ヒット商品を創るデザインの力

読みました。

言わずとしれたプロダクトデザイナー喜多さんの著書。
AQUOSの話が中心ですが、さずがに有名な方だけに
数々の深い言葉を記してくださっています。



製品をデザインすることは、同時に製品イメージをつくることでもある。
そして、消費者に対し、そのイメージを正確に伝える必要性が生じる。

外部デザイナーである私は、ヒットを飛ばさなくてはならない10割打者の使命を担っている。

AQUOSのデザインを外注したメリットは何か?
それは、社内では得られないオリジナリティへの期待だ。

理念とは具体的に何か?
アイデンティティには、オリジナリティが必要。
言葉だけでなく、その企業らしさがなければならない。
企業において、オリジナルデザインをどう手に入れるのか。内部で開発するのか、外部から取り入れるのか。

これからの社内デザイナーには、大きな方向転換が迫られている。世界視野に立った上で、企業がどれだけオリジナル製品を生み出せるか。創造性に富んだオリジナル製品を生み出すことが生き残る近未来像。今、変革を試みないと、アジアの国々に負けてしまう。