森毅・福原義春らくらく対談
読みました。
- 作者: 森毅,福原義春
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 1993/12
- メディア: 単行本
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楽しい本でした。特にコインの確率論は。
部長、校長、先生などと機能的な位置づけで呼ぶ怖さ。
結局、個人を見ない。個人のキャラクターを見ない。
名前で呼び合うというのは、その一人ひとりの個人のキャラクターを見ている。
部長というのは、抽象的な、普通名詞。
「福原さん」と言われると固有名詞。個人のキャラクターが勝負。
ここは成功するチャンスが高いだろうと見抜くのは、ある意味で才能。
そして、かなり低いチャンスでも、何度もトライしてみるのは努力。
問題:コインを投げて、いつも表が出る。
10回表が出た。
11回目はどっちに賭けるか?
答え:
表に賭けた方がいい。
両方表のコインである可能性がある(笑)
1/2かどうか分からない。
ところが、イカサマがない場合は、1/2。1回1回独立している。
ギャンブルのプロは10倍も、20倍も増やそうなんて考えない。
1割の利益が得られれば十分。その方が確実で、それをやるのがプロ。