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視覚マーケティングのススメ

再読。2年前に読んだ時と今の気づきが全然違う。

視覚マーケティングのススメ (アスカビジネス)

視覚マーケティングのススメ (アスカビジネス)

著者のウジトモコさんって変わった名前ですが、
強力なグラフィックデザインブランディングの本です。
気づきも多いし、頭の中のデザインに対する考え方が
かなり整理されました。

デザインとは可視化できる知的財産。
そのデザインは使えば使うほど付加価値が大きくなっていく。

デザインは「タイプ」と「クラス」の2つで感じる。
人は商品やサービスを「タイプ」と「クラス」で判断する。
タイプ:好き、嫌い
クラス:高級感、安っぽい

トーン&マナー
・顧客の注目を引くための表現手法を「トーン&マナー」という。
・トーン&マナーとは、ある企業や商品、サービスにただよう「世界観」や「雰囲気」。
・デザインに関して素人であるお客さんが引きつけられるポイントは、ロゴやマークのデザインの質ではなく、雰囲気と世界観。

食べることと、デザインは共通点が多い。
人は一度、美味しいものを食べてしまうとその味を忘れられなくなり、もっと美味しいものはないかと探し求める。上質なデザインとはまさにこれ。
つまり、一度気に入ってもらえさえすれば、もう営業しなくてもいいかもしれない。客単価も上がるかもしれない。

おいしい料理を作るにはどうするか。
まずは良い「素材」を選ぶ。デザインも同じ。
良い素材とは、良い写真、上質なコピー、フォント。

素材の次は、「調理方法」。
油であげるか、ゆがいて水にさらすか、さっぱりと和食にするか、濃厚なフレンチに仕上げるか、和食か、洋食か。
この方向性がトーン&マナー

次がターゲット。
庶民派か、高級料亭か。これがクラス(階層)。
メインの料理が肉か魚か、これがタイプ(好み)。
ターゲットによって表現方法や素材を変える。

なぜ、ほとんどの企業でデザインが活かせないないのか?
デザインを取り入れも意味がない、デザインで売上は上がらない、という考え方。
デザイン的な要素を排除することで担当者が安心する。
現場においては、担当者が専門でなかったり、社内の期待値が大きすぎるあまり、あれもこれもと欲張り、きちんとした広告計画に基づいたデザイン実装ができない。

ブランディングとは、母体のようなもの。
母体となる星が不安定のまま、ずっと戦闘機(プロモーション)を飛ばし続け、攻撃を続けているような状態では、長期的に売上を安定させるのは難しい。戦い続けていると、いつか力尽き、スタミナ不足をおこす。

広告しない企業「スターバックス
実際には、戦略としてのカラーシステム、店舗デザイン、商品パッケージデザイン、メニューやツールなど、ビジュアルマーケティングについては、すべてフルスペックで取り入れている。
つまりデザイン戦略にはかなり力を入れている。マスにかかる媒体費をすべてブランディングデザインに投入し、商品価値を上げ、企業価値を上げて店舗数を増やし、利益拡大した典型的な例。