成功は一日で捨て去れ

読みました。

成功は一日で捨て去れ

いわずとしれたユニクロ創業者の柳井さんの著書です。
先日、USTREAMで流れたソフトバンクの孫さんの講演でもそうでしたが、
社長としてリーダーとして、会社へ仕事へ対する真摯で燃えたぎる情熱に圧倒されます。
その熱さを見習いたいと思います。

「成功」というものを取り違えている人が増えた。
本当は大した成功でもないのに、自分が相当大きなことをやり遂げたような錯覚をしているのだ。むしろ「成功という名の失敗」をしたのではないか。
ちょっとした成功なら、すぐに捨て去るぐらいの強い意志が必要。一番大事なお客様そっちのけで、小さな成功だけで満足してはいけない。

衣料品小売業界内の人とぼくの考え方が一番違うのは、ぼくはチャンスというのは既存のこの業界内には無い、と考えているということ。

仕事はやればやるほどいろんな発見があり、仕事の目的である「顧客のため」にやることが山ほど出てくるもの。

企業のグローバル化とは、その企業に所属する自分たち自身が外国に行って仕事をすること。自分たちの能力を海外で発揮するだけでなく、外国からも人が来て、その人の能力をその日から活用できること。

どうしら売れるようになるのか、商品と売り方の改善・改良の余地はいくらでもある。売れるようになるまで試行錯誤を繰り返すべき。

●私から皆さんへの問い
・毎日、誰よりも真剣に自分の商売をしていますか？
・あなたの仕事の受益者はあなたの仕事を高く評価していますか？
・現場を誰よりも熟知していますか？
・問題点や回答を現場で見つけていますか？
・現物を手にとって、自分の目の前で商売していますか？
・現物をあらゆる角度から見ていますか？
・最悪の現実を理解しながら、最適な解を考えていますか？
・世界中の誰よりも自分の職務に忠実に仕事をしていますか？
・お客様の要望について誰よりも熟知していますか？
・お客様のために今日何をしましたか？