会計HACKS!
読みました。
- 作者: 小山龍介,山田真哉
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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お金に強くなりたい方はぜひ、読まれてみてはいかがでしょうか。
前半は個人のお金をどう大きくしていくか、後半は企業のお金の流れの読み方が書かれています。
名古屋で開かれた出版記念セミナーにも行ってきました。
本の内容がほとんど触れられず、無料セミナーだけにフリートークで終わってしまいましたが。
でも著者の方にじかにお会いするだけでも理解が深まるような気がします。
●感情と勘定
ほとんどの人は、感情だけで生きている。損をするものを買ったり、大事なものを捨ててしまう。
感情だけだと正しい判断ができない。感情とのバランスをとるために、勘定のセンスが必要。
99%の人はこの勘定のセンスを持っていない。
●P/Lベース家計簿
会計の視点から見れば、家計簿は損益計算書(P/L)。
家計簿の役割は、毎月の家計における収益性を見ること。
P/Lは、ある一定期間に行われたお金の動きを計算したもの。そのため、期間中のお金の出入りを、すべて記録しておく必要がある。それは「動画」を撮るようなもの。
しかし、面倒くさい。多くの人は挫折する。
●B/Sベース家計簿
手間がかからず、効果の高い家計簿。
支出をもれなく記録するのではなく、つけた日の残高だけを記録する。
朝、財布に入っていた金額から、夕方に入っていた金額を引けば、使った金額になる。
残高を把握することで、その間の支出総額を算出する。
B/Sは、ある時点でのお金の状況を示した「スナップショット」
●家を建てる
家計での大きな固定資産は、マイホーム。資産価値は時間が経つに従って、減っていく
マイホームの購入とは、資産の流動性を犠牲にすることで広めの家を手に入れられること。
賃貸とは、実際の住宅価値プラス、いつでも解約できるオプションを支払っていること。
●売却可能なマイホームを購入する
買換を前提とした固定資産を購入することで、資産の流動性を確保する。
●価値の減らない土地を購入し、一軒家を建てる
土地にお金をかけ、将来価値が失われる建物には、極力お金をかけない。
●自家用車は負債
車を所有することは、コストがかかる。
ガソリン代、車庫代、保険料、自動車重量税、自動車税、車検代。
本体150万円のローンに加え、年45万円のコストを支払いつづける。
現金をもたらしてくれるものは資産、現金を奪っていくものはすべて負債。