お客さまの“生の声”を聞くインタビュー調査のすすめ方
読みました。
- 作者: 福井遥子
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2010/04/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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すごくいい本だと思います。これまで仕事で何度も調査に関わりましたが、よく分からずにやっていました。これを読んで、インタビュー調査について体系的に理解でき、それぞれの調査が全体のどのステップを調査しているのが把握できました。
しばらくはこれを読みながら勉強したいと思います。
インタビュー調査は、「お金を出してくれる人に直接会って相手のことを知ろう」ということ。消費者自信も気づいていない未充足ニーズを見つける上で適している。
調査結果に一喜一憂するのは意味のないこと。「結果情報」ではなく「理由情報」が重要。
アンケートは「瞬間写真」
逆に、インタビューは肉眼で見る世界
●インタビュー調査の3つの目的
1.仮説抽出
2.仮説検証
3.ブレーンストーミング
●調査対象者
顧客をひとくくりにせず、区別した上で、それぞれのクラスに応じた対応をすべき
1.継続購入者 リピーター
2.未購入者 買ったことがない
3.中止者 買ったことはあるが、買わなくなった
●インタビュー調査は万能ではない
・少人数の意見である
・主観的分析の意味合いが強く、客観性に乏しい
インタビューで出てきた問題は、解決しなければならないことの「候補」であって、全てを解決すべきことではない。
抽出された問題に優先順位をつける。
消費者のいいなりになるのではなく、その要望の裏にあるニーズが大事。
ユーザーの声を聞きすぎると、過剰品質になる。