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残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

読みました。

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

橘玲さんの本は、何というか禁断の書みたいなところがあって、いつもドキドキしながら、怖いモノみたさで読んでしまいます。そして読んだ後は、いつも自分の生き方は間違っているのではという強い焦燥感にかられます。
今回も強烈な内容でした。特に、愛情空間〜貨幣空間の部分はすごかったですね。

●人の働く価値、人的資本論
・ぼくたちの社会では、身体運動的知能、音楽的・芸術的知能が劣っていることで不利益を被ることはない。抜きん出ていないと評価されない。
・それに対して言語的知能や論理的知能の差は、すべての人に大きな影響を与える。就職、収入。労働市場で評価される。
・知識社会では、学歴や資格で知能を証明しなければ高い評価は得られない。
・人の働く価値は「学歴」「資格」「経験(職務)」の3つで評価できる。

●遺伝
・知能は遺伝であり、努力しても変わらない。
・性格の半分は環境の影響を受けるが、親の子育てとは無関係。
 いったん身についた性格は変わらない。
・適性に欠けた能力は学習や訓練では向上しない。
 「やってもできない」時間の無駄ではなく、有害。
・私が変われば、世界は変わる。たがそう簡単に私は変われない。

●神
・あらゆる人類社会に「神」が普遍的なのは、人の脳が神を生み出すようにできている。
・どんな社会にも神秘体験に惹かれる人が一定数いる。
 そのために超能力を演じ、効率的に搾取する仕掛けができている。

●自分は特別
・人はみな、自分が特別だと思っている。
・儲け話に引っかかるのは、特別な自分に特別な出来事が起きて当然、と思うから。
マルチ商法の被害者に欠けているのは、社会常識。

●お金と仕事
・豊かな社会では、お金よりも評判のほうが魅力的。
・アメリカの労働者の方が、日本よりも仕事に充実感を持ち、会社を愛し、貢献したいと思っている。
・日本の会社は、社員という共同体で構成される。人事は、あいつは仕事ができる、という社員の評判による。

●快楽
・貧困地域での社会問題は、飢餓ではなく肥満。
・成功を奪われた人は、安価な食糧を手に入れ、食べる快楽にはまる。