突破の科学
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突破の科学―「ブレイクスルー」を使いこなす (books,スマートなビジネスマン)
- 作者: 日比野省三
- 出版社/メーカー: 同朋舎出版
- 発売日: 1997/03
- メディア: 単行本
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ブレイクスルー思考、いいですね。感性マーケティングやデザイン思考に近いところがありますが、そのプロセスや使用するツールが明快で、企画や商品コンセプトをつくる上で強力なツールになりそうです。本文で紹介されている「目的展開図」「システムマトリックス」はぜひ使いこなしたいです。
●ブレイクスルー思考とは
・最初に大量の情報を収集するな。
視野を狭くし、柔軟な発想を妨げる。
・情報は、自らの方向性が定まったところで必要なものを収集すべき。
・まずはブレイクスルー思考に慣れる。
・7原則をフル活用して、テーマに対応する。
・万物をシステムと規定する。
万物の構造を多層構造ととらえる。
・すべてのシステムを目的のレベルでとらえる。
・システム論とは、
システムは、複数の要素があり、
その要素の間に互いに関連性があり、
目的、機能を持つもの。
・ブレイクスルー思考=感性アプローチではない。
・トータルアプローチ
●ブレイクスルー思考の7原則
1.ユニークの差 原則
2.目的展開 原則
3.先の先からみた“あるべき姿” 原則
4.システム 原則
5.目的“適”情報収集 原則
6.参画・巻き込み 原則
7.継続変革 原則
●疑惑ゲーム
・デカルト思考
・分析と推論の積み重ねを重視する。
・何が問題なのかを定義し、
それに関連した十分なデータを収集し、
徹底的な分析を加える。
個々の問題に対する解決策のアイデアを提案し、
それを組み合わせ問題全体の解決策を決定する。
・一つのアイデアが提案されると、すぐさま評価と批判の対象になる。
・常に“疑うこと”をプレーヤーに求める。
・分類という“割り算”と、
評価や批判という“引き算”のアプローチ。
●信用ゲーム
・プレーヤーは、すべての主張を肯定し信用する。
・データや情報が示す事実より、一人ひとりのイメージを大切にする。
・アイデアをどんどん増加させる“足し算”、
各人の意欲と創造性を高め相乗効果を目指す“かけ算”によって、
無数のアイデアを出し、そこから最良の解決策を獲得するアプローチ。