失敗学のすすめ

読みました。

失敗学のすすめ (講談社文庫)

失敗学のすすめ (講談社文庫)

最近、仕事では失敗が多いので、この本読んで自分自身の振り返りです。
本の中に紹介されていた「思考展開図」は、商品開発やアイデア出しにも使えそうなツールでした。

●失敗とは
・失敗とは、人間が関わって行う一つの行為が、初めに定めた目的を達成できないこと。
・最初のうちに、あえて挫折経験をさせ、それによって知識の必要性を体感、実感しながら学んでいる学生ほど、どんな場面にでも応用して使える真の知識が身につく。
・小さな失敗を不用意に避けることは、将来起こりうる大きな失敗の準備をしていること。
・人が成長する上で、必ず経験しなければならない失敗がある。
 それが「よい失敗」「必要な失敗」。
 成長や発展を促すためにもどんどん経験すべき。
・「悪い失敗」とは、単なる不注意や誤判断から繰り返される失敗、
 何も学ぶことができないもの。悪いクセを身につけることになる。

●失敗の分類
1.無知
2.不注意
3.手順の不順守
4.誤判断
5.調査・検討の不足
6.制約条件の変化
7.企画不良
8.価値観不良
9.組織運営不良
10.未知

●失敗の記述、知識化
1.事象
2.経過
3.原因
4.対処
5.総括
6.知識化

●ダメな会社の見分け方
・会議の多い会社は、失敗を起こしやすい体質を備えている。
・参加者の意識が希薄、自分には関係ない、
 居眠りをする、定時にこない、呼び出しがあると退席する