2010年革命
読みました。
- 作者: 谷口正和
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/08/27
- メディア: 単行本
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●ポリシーとスタイル
・文化経済市場の核をなすものは「ポリシーとスタイル」
・ポリシーとは、企業、経営者、オーナーの理念、考え方、哲学、ミッション。
それをスタイル化したものがビジネス。
・ポリシーがない企業は継続性を持たない。
・物が売れるのではく、スタイルが売れる。
●絶対価値から相対価値へ
・相対価値とは、価値観は違っているということを相互に認め合う社会。
・継続するもの、長く歴史を刻むものが市場のトレンドになる。
●価値の差異=価格の差異
・価値と価格はイコール。
・「低価格、低価値、安くて満足」の時代、物を主体とした価格戦略の時代は終わった。
・価格の違いを競うのではなく、価値の違いを競う。
・顧客の「気」に入るものをつかむ時代。
・オンリーワンの創造こそが、課題。
・これまでの小売業は、メーカーから仕入れた商品をどう売るか、という役割。
・これからの小売業は、「顧客が求めているものをどう置くか」、
メーカーの販売代理人から、高齢者を中心とした顧客の購入代理が役割となる。
●ブランド
・ブランドは「自己愛」。自己をどのように認識するか。
・顧客は「夢」を買っている。
・顧客に「夢」を提供すること、自己愛の素を提供すること。
●文化リード社会
・これまでの「物→情報→サービス」という流れが逆転し、
「サービス→情報→物」の構造になる。
・私たちは物づくり大国を目指す必要はない。
・目指すべきは「心づくり小国」である。
生命と文化をリードすべき。
●学習の時代
・これから求められてくるのは「先生」
・学習の先生ではなく、”楽習”の先生。
・休日は、わが「家」と「コミュニティ」、新しい楽習の時代。
教え合い、学び合い、発表と交歓の場を持つことになる。
(追記)
・”楽習”の先生とは、自己成長を手助けしてくれるパートナー型教師。
教えるではなく、ホスピタリティ。
・楽習コンセプトによる通信販売と通信楽習は、新しいエデュテイメント産業になる。