人事部は見ている

読みました。

人事部は見ている。 (日経プレミアシリーズ)

人事部は見ている。 (日経プレミアシリーズ)

思わずタイトル買いしてしまいました。
新書本なので、読みやすいかと思いきや、なんだか読みづらい文章で、時間がかかりました。
内容的には、これからの人事部という組織はどうあるべきか論が多く、ちょっと期待はずれでした。

●人事評価
・公平で客観的な評価などありえない。
・人の評価は主観的なもの。
・周りからの納得感をどれだけ得られるか。

●チーム仕事
・日本企業では、チームで仕事を進めることが多い。
・チームの意思統一のための会議が多く、長時間労働の一因。
・自分の守備範囲がはっきりしていない
・メンバーの様子が気になり、有休が取りにくい。

●社員の力量
・日本では、能力の高い人が低い人の仕事をカバーすることで仕事が進む。
・力量のある部下が年功で昇格した上司を支える構造になっている。

●役員、出世の条件
・常務以上の役員を決める際は、自分に対する忠誠心が一番の基準。
・大組織の内部管理機構で政治的に活躍できる能力。
・エラくなる人と長く一緒にやれる能力。
・課長までと、それ以上の役職における昇進は異なる能力を要求される。
・エリートコース、花形部門では、そこで自分の能力を磨くことができる。
 さらに「エラくなる人」と出会えるメリットがある。
・活躍できる3つの能力
 1.上司に対する接し方
 2.他部門との調整
 3.上司の枠に収まる能力

以上