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「時」に生きるイタリア・デザイン

読みました。

「時」に生きるイタリア・デザイン

「時」に生きるイタリア・デザイン

厚めのハードカバーの本ですが、デザイン好きな人なら楽しく読めます。
豊富なイタリアデザインの写真がたくさん掲載されていますので、それだけでも楽しめます。
佐藤和子さんのお話、聞いてみたいですね。

●イタリアのデザインとは
・均一化を嫌う。
・住空間、家具インテリア、日用品が中心。
・工業と職人工芸が共存して発展。
・人生の楽しさを創造すること
・身の回りの空間を楽しい美しいモノにして
 ファンタジーとユーモアのある人生を作り上げる。
 美しさ、楽しさを追い求めることが、人生の証。
・人それぞれに異なった人生があるように、
 モノにもいろいろな物語がありものと考える。
 デザイナーは、製品をデザインする際、
 まず、素材や技術、モノの伝統など、様々な物語に
 耳を傾け、それらの物語の中から新しい要素を発見する。
・その新しい発見は、人とモノとのあたたかい友情から偶発的に生まれる。

●社会構造の違い
(イタリア)
・コンセプトがあって、方程式がない。
・芸術は、人生そのもの。

(日本)
・方程式があって、コンセプトがない。
・芸術は、自分の生活と関係ない。

●企業内にデザイナーを置かない
・デザイナー間で常に競争意識が存在する。
・企業は、スタイルをいつでも変えられる。
 従業員を変えるのは難しい。
・人間として認められ、個人が発展していく。
・製品とともに、デザイナーが有名なった方がいい。

●ドイツとイタリアのデザインの違い
(ドイツ)
・機能重視、すべてが計算できること、理解可能なこと、
 単純明快なこと、構成は形状の表面から考える。
 合理的に作り得るもの。

(イタリア)
・デザインが大好き、自分の存在を示すのはデザイン。
・ただ役に立つだけでなく、全ての生活空間に役立つこと。
 感じよく、居心地よく、理解しあえること。
 
●イタリアデザインの特徴
・最近まで、デザイン学校は存在しなかった。
・すべてのデザイナーは、建築か美術の分野の人たち。
・人生、人間の生活について学んでいる知識層。

以上