実践グループインタビュー入門

読みました。

引き続き、梅澤伸嘉さんの著書。グループインタビュー調査の仕方について、分かりやすい全体説明と、実際の調査手順・方法について詳しく書かれています。これまでグループインタビューって、あまりいいイメージがなかったのですが、これ読んで「すごくいいかも」と思うようになりました。実務で実施できるチャンスがあるといいのですが。

●グループインタビューの特徴
・非構成的である
・集団である
・集める、観察できる
・司会者が一人、または少数である
・少人数でも十分価値ある情報がとれる

●集団であることのメリット
・集めることで、司会者の立場を優位にし、突っ込んだ真実み豊かな調査になる。

●グループインタビューの問題点
・司会者、司会の方法の問題
リクルートの問題
・インタビューフローなどの企画の問題
・分析の問題

●グループインタビューは「話題の提供」と「話し合い」
・出席者は楽しく話し合いたい。
・勝手な仮説による情報の歪みを防止できる。
・沈黙のあとの重要な発言を拾う。
・目的的情報量が単位時間当たり多い。
・本音が出やすい。
・グループ全体の反応が分かりやすい。
・コミュニケーションダイナミズムがよく分かる。
・自発的情報がとりやすい。
・ナマの消費者言語が聞ける。

以上