消費者は2度評価する
読みました。
- 作者: 梅沢伸嘉
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1997/08
- メディア: 単行本
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メーカーに勤めるものとしては、大変興味がある内容でした。
単に絵が描けるデザイナーでは、通用しなくなってきました。もっと賢くならないと(笑)。
●売れる商品とは
・買う前に欲しいと思わせる力が強く、
買った後で買って良かったと思わせる力も強い商品。
・商品コンセプトと商品パフォーマンスがバランス良く高い商品。
●初回購入
・初回購入の特徴は、その商品からまだ「満足」を味わっておらず、
「期待」に対して金を払う、という点。
●商品コンセプトとは
・買う前に欲しいと思わせる力。
・コンセプト開発は、何を開発したら売れるかを決める作業。
WHAT開発。
・消費者の未充足の強いニーズに応える。
「したい、やりたい、でもできない」
・商品コンセプトのヒントは、
消費者のもつニーズか、企業のもつシーズのどちらか。
●マーケティングとは
・需要の創造のための、消費者情報を駆使した活動
・売れる商品を作る(商品の創造)
・それを一層売れるようにする(市場の創造)
●動機や意向は何のために調べるのか
・動機は、消費者がなぜそれを買ったのか、という行動を知るため。
・意向は、消費者がとるであろう行動を予測するため。
●商品コンセプトと表現コンセプト
・表現コンセプトは、広告、パッケージ、ネーミング開発を
動機付けるプロセスに位置する。
●企業の失敗
・自社でつちかった技術を生かし、生産ラインと販売ルートが
生かせる商品開発をしたがる。
・技術や生産ライン、販売をルートを持つことで失敗を招く。
・消費者のニーズから離れていく。
・多くのCS(顧客満足)活動は失敗。
はじめにニーズありきではない。
単に顧客満足を高めることは、ひとりよがり、余計なお世話。
●商品には寿命がある
・消費者のニーズが変化するから。
・人々はより良い生活を常に志向する。
・新商品開発とは、よりよい生活を求める人に、
新しい価値を創造し、提供すること。
以上