無添加はかえって危ない

読みました。

無添加はかえって危ない

無添加はかえって危ない

以前、「食品の裏側」という本を読んで食品添加物って怖い!と思いました。
今度は、今回のこの本を読んで無添加って怖い!!と思いました。
どちらが真実なのでしょうか?頭が混乱します…。
もうこれは、読み比べていただいて、ご自身で判断いただくしかないかと…。
無責任でごめんなさい。

食品添加物の4つの役割
1.食品の品質を保つ
2.食品の嗜好性を向上させる
3.食品の製造、加工時に必要
4.栄養価の補てん、強化

食品添加物の種類
・指定添加物(413品目)
・既存添加物(365品目)
・天然香料(約600品目)
・一般飲食物添加物(約100品目)

●リスクとは
・リスクとは量である
・リスクが「ある、なし」ではなく、「大きいか、小さいか」
・リスク=損失(ハザード)の大きさ×発生確率
    =損失の統計学的期待値

●リスク分析
1.リスクコミュニケーション
  リスクの大きさを正しく伝える、リスクコミュニケーターの重要性
2.リスク評価
  リスクの情報を集めて評価する
3.リスク管理
  日ごろからリスクをマネジメントする

●食物とは
・すべての食物は化学物質
・あらゆる化学物質には毒性がある。
・空気、水、塩にも毒性がある。
・化学物質の毒性の量によって、健康に良い、悪いの作用をもたらす。

●保存料はなぜ使われるのか
・食品を長持ちさせること、買ってすぐに多くの食品が家庭で廃棄にならないように。
・食中毒を減らすこと
・生活者を守ってくれるのが保存料
・自家製パンはすぐにカビるはなぜか、市販のパンはなぜカビないのか。
 家の台所はパン工場よりも汚いから。
・家では食品中の微生物が「つく」「ふえる」「ころせない」
・レストランで、新鮮な生肉で無添加で安心、という生肉は絶対食べられない。
 食中毒のリスクが高すぎる。

マッチポンプ商法
・「無添加は体によい」
・「保存料は危険だ」
・メディアによるヤラセ
・ウソを消費者に思い込ませるビジネス
・健康に良いと思い込ませている間に、膨大な食品リスクをお客さんにさらしている

●無添加の不都合な真実
・健康に悪い
・危険である
・無添加では食中毒を防げない
・食品の日持ちが短くなる
・食品の廃棄量が増える
・食品のロス、保存管理のコストが増加する
・新商品開発における障害が出る
・商品の単価が確実に上昇する
・生活者に金銭的な負担を強いる
・結果、無添加は損をする

以上