マーケティングを学ぶ
読みました。
- 作者: 石井淳蔵
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/01
- メディア: 新書
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●マーケティングが重要視される背景
・日本経済が成熟期、供給過剰時期に入ったこと。
モノが売れなくなる。収益性が低下する。
・業界の壁を乗り越えることができるか。
業界の栄枯盛衰、さおのライフサイクルを越え出せるか、
生き残ることができるか。
●過剰品質のメカニズム
・現代は過剰供給、過剰品質の時代。
・技術が生活者の期待を越えるものとなる。
その技術を生活者が使いこなすことができない。
●マーケティング・カンパニーの隆盛
・経営はモノづくりから、生活者向けサービスへ。
・現代の事業ミッションは、生活者のより良き生活の実現。
・ハードパワー(機能、効能、性能)の時代から、
ソフトパワー(経験、意味、価値)の時代への転換。
・消費者ではなく、生活者。人の生活に企業経営の焦点を移すこと。
●価値の提供に必要なSTP
・Segmentation
Targeting
Positioning
・市場を細分化し、ターゲットを決め、ポジションを決める。
・顧客を絞る→顧客の価値を掴む→その価値を提供する方法を考える
●営業プロセスをマネジメントする
(住宅メーカー)
・顧客の発見、契約締結、アフターフォロー
1.モデルハウス
2.データベース
3.工房
4.カスタマーズセンター
・プロセスマネジメントのコツ
1.お客さんの購買ステップにす違って営業ステップを対応させる
2.営業のミッション(基本の役割)を明確化
「営業の課題は、お客さんの問題解決である」
3.マネージャーの仕事を明瞭にする
自分に与えられたヒト・モノ・カネ資源を有効活用する
・プロセス分解の効能
1.人に営業のやり方を一つずつ教えられる
一つのステップの仕事なら簡単にできると思える
2.ステップに分けることで、どの部分が一番大事なステップかが分かる
重要性の低いものをアウトソーシングできる
3.担当者が柔軟に対応できる。
仕事のムリ、ムダ、ムラがなくなる。
顧客満足度も向上する。
・どこに問題があるか、どんな手を打てばよいかが、すぐに見える
・マネジメントとは、将来起こりうることを予期して、備えること。