ワークショップ―新しい学びと創造の場
読みました。
- 作者: 中野民夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2001/01/19
- メディア: 新書
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2001年の本ですが入門編としては最適では。
●ワークショップとは
・新しい学びと創造のスタイル
・何かについて学ぶ時、実際にそのことをやってみて
感じてみようという「体験」を重視した学び方。
・説教くさくない、ワクワクする、感動と出会いがある、創造と喜びがある。
・ワークショップのリーダーがキッカケをつくり、
参加者とともに、参加者同士で創り出していく「学びあいの場」。
・同じことは二度と起きない。
・共同作業によって何らかの情報を生み出す場と、その仕組み。
・あらかじめ答えのないことを共同で考えていくこと。
●ワークショップ5つの要点
1.ワークショップに先生はいない
2.「お客さん」でいることはできない
3.初めから決まった答えなどない
4.頭が動き、身体も動く
5.交流と笑いがある
●ワークショップの限界と注意点
・ワークショップ中毒
何度も参加し続けて、特別な瞬間を追い求める。
安易に非日常を求め続けてしまう。
「お風呂」現象。風呂場は温かく、外は冷たい。
・忘却
週末は面白かった、はいおしまい。
●自己啓発セミナー、カルト的宗教などとの違い
・集団の圧力で、普通の自分の力以上のことを無理矢理やらせたりしない。
●参加者の心構え
・そんなにうまい話はない、ことを肝に銘じる。
・ワークショップで変身できたりしない、
難しかったことが一気に解決したりしない。
・ワークショップは方法/手法であって目的ではない。
・持続可能で真に豊かな社会と個人の実現という大きな目的に向けて貢献すること。