40歳からの仕事術

読みました。エイプリルフールは関係ないです。

40歳からの仕事術 (新潮新書)

40歳からの仕事術 (新潮新書)

40に差しかかって読んでみた(笑)。著者の山本真司さんは他にも35歳とか、30歳とか、20代とかも書かれている。まんまと戦術にハマったわけだ。
本書では、電機メーカーにつとめる落ちぶれリーマンが、すでに辞めて外資系に転職した同期の友人から、マンツーマンの指導を受け、再生していくというストーリー仕立ての内容。さらっと読めて面白いです。

●40歳代サラリーマンの典型的な問題
1.意識の問題
・自立すること、自分で思考すること。

2.戦略の問題
・時間資源を有効に使うこと。残された時間は少ない。
 何をやらないかを決めること。
・学習すべきものを魅力度で決めるのではなく、
 自分にてきるか否かという優位性の視点で考える。

3.技術の問題
・思考技術を身につける
・分析技術を身につける
・コミュニケーション技術を身につける

●思考技術
・勉強不足で事実を知らないでいるのはビジネスマンとして失格。
・現実を見る。ただし、見過ぎない、インプットを増やしすぎない。
 他人の意見を聞きすぎない。
・情報は事実のみ、他者の意見はインプットから外す。
・想像する。真実を探求する。

●分析技術
・因果関係を特定化する作業、
 いろいろな問題点の原因を探る作業
・原因=インプット
・結果=アウトプット
・すべての情報を頭に入れて考えないと正しく理解できない、は間違い。
・限られた情報、時間、制約の中で最大限に効果を出すアプローチをとる。
・仮説検証法
 最低限の情報を集め、因果関係を推定する。
 その仮説を証明する分析を行う。
 お尻から考える。結論を出す。再度仮説を立てる、を繰り返す。

●コミュニケーション技術
・台本のあらすじ作り、ストーリーラインの構成
 1.課題の構造
 2.解決の方向性
 3.解決策の代替案と評価
 4.提言と実行計画
・台本の製作
・聞かせたいセグメント毎に最適な伝達方法を考える

●今日の1枚