ブルー・オーシャン戦略を読む
読みました。
- 作者: 安部義彦
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/05/14
- メディア: 新書
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●よくあるブルーオーシャン戦略の間違った解釈
・競争のない静かな、何も努力の必要がない、天国やリゾート地のような青い海を探そう
・競争者のいない分野で新規事業をやろう
・受け身のマインドセット
●レッドオーシャン戦略
・ブルーオーシャン戦略を考える前に、レッドオーシャン戦略も押さえる
・競争戦略
・1. 構造→2. 利益(魅力度)→3. 戦略
・業界/産業を決める、魅力度を見極める、
既存業界の経済構造の分析、5フォース
・競合他社よりも優位に立つための「3つの基本戦略」
コストリーダーシップ、差別化、集中
●ブルーオーシャン戦略の正しい解釈
・主体的に取り組み、需要をシステマチックに創出する理論
・探すのではなく「創る」ことができる
・競争は「善」である
・新規市場空間=需要の主体的創出
●差別化とは
・競合他社を違うことをするのではない
・顧客がハッキリとその違いに価値を見いだし、それについて割増価格を払うこと
●戦略キャンバス
・目的は新しい戦略、よい戦略をつくること
・チームでの議論、戦略立案後の浸透化
・よい戦略キャンバスは、右上がりで尻尾が出ているもの、極めの一言があること
・個別の競争要素をファクタと呼ぶ
・ファクタか否かは「経営資源(人、モノ、金)の投入の必要性」が大きな判断基準
・8個〜15個まで
・ファクタの高低が数値化できるもの
・定性的ですぐに数値化できないものは注意する
・左端は「価格」、次にERRCの項目
●バイヤーユーティリティマップ
・ブルーオーシャン戦略では「カスタマー=顧客」より「バイヤー」という表現を多く使う
・ノンカスタマー=非顧客の取り込みが重要、需要の拡大
●代替材とオルタナティブ
・オルタナティブは代替材よりも広い概念
・代替材:機能や便益ユーティリティは同じだが、その形式が異なるもの。
例:ひげを剃る。カミソリと電気シェーバー
・オルタナティブ:目的は同じだが、機能や形式が違うもの。
例:シェイプアップする。サプリメントとWii fit