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BCG流 非連続思考法

読みました。

BCG流 非連続思考法 アイデアがひらめく脳の運転技術

BCG流 非連続思考法 アイデアがひらめく脳の運転技術

最初に読んだのは6年前。再び手にしても色あせない一冊。創造力、アイデア、発想の仕組みについて書かれた本です。翻訳本にしては珍しく、分かりやすくきちんと書かれていますので安心して読み進めることができます。
通常、人の思考は連続性の中で物事を理解し考えていくのですが、いわゆるヒラメキなどという代物は非連続性の中で突如生まれてきます。本当に優れたアイデアというのは、その2つのプロセスが必要と説かれています。
図解も豊富で、アイデア発想のスキルを身につけたい方にはオススメです。


●変化の法則
・変化には2つの段階がある
・変わるためには2度変わらなければならない
 1. 目に見える現実を変えること
 2. 我々のものの見方を変える、認識が変わること
・1はあくまでもシステムの中での変化、システムそのものは変わらない。必ず反動が生じ、システムを守りバランスを保つ。変化すればするほど、同じになる。連続的な変化。現実の変化。
・2が起こるためには、システムを維持する秩序の一つ、仮説、判断、ステレオタイプのいずれかが打破されなければならない。この変化は突然に、何の前触れもなく起こり、新しい現実をもたらす。非連続的な変化。ずっと同じように見えていたものが、ある日突然、全く違ったものに見えてくる。人々の認識の変化。
・これら二つの変化は別々に起こることもある。
・本当に変わりたいのなら、二度変わらなければならない。自分のよって立つ現実の状況を変えるだけでなく、その現実に対する認識そのものを変えなければならない。
・1はイノベーション力。人々が現実を変える能力
・2は創造力。人々が現実に対する認識を変える能力
・変わるとは、この2つの能力が同時進行しつつ、全く異なるプロセスとして、これら2つを再発見し、違いを正しく理解すべき
・アイデアを発想するシステムもまず安定と継続を求める
・新しいアイデアは、何よりも現状を混乱させる
・システムは同質なもの(1)を求め、異質なもの(2)を拒む
・変化は必ず2段階を経て、もたらされる
・どちらか一つだけを起こすことも可能だが、本当に変わりたいのならば、2度変わらなければならない
・単純にアイデアを足し上げるのではなく、あらゆる可能性をかけあわせようとする努力から未来が開ける

●人の認識
・人は既存の考え方に縛り付けられる
・人は本質的に、一瞬にして過去と決別することができない
・認識は文化と密接に結びついている、その影響を受ける
・人はパターン化して考えることを止めることができない、脳がそうする
・脳はあらゆる条件の中に何らかのパターンを見いだそうとする
・脳は一貫性のある構造や形、単位を好む
・人が全く異なる点を結びつけてパターン化する能力を「視覚の文法」という
・人の視覚は不思議な法則に支配されている、その法則を理解することが必要
・人の目は完璧なカメラではない。その人の人間性に干渉されるもの。
・その人がこれまでに学んだこと、見たこと、経験したことが認識を歪ませる
・人の目は見たいものを見、耳に心地よいものを聞く

●創造力を生む
・アイデアを生み出すには2段階のプロセスが必要
・新しいアイデアと、優れたアイデアは違う
・創造力を生み出す脳の働きは2つのサイクルからなるエンジン
・同時に2つを働かせない
1. 脳が想像し、夢想し、連想し、視野を広げ、予想する、変化を感じ取るための探索の時間。
 古き良きアイデアを新しいアイデアへ昇華させる。
 できるだけたくさんのアイデアを生み出す行為。
2. 脳が選択し、比較し、分類し、計画し、効率化し、意思決定する時間。
 新しいアイデアを優れた新しいアイデアへと昇華させる。
 できるだけ優れたアイデアを形づくる行為。
・創造とは、ものの見方をいかに変えるか、という問題
・驚きのないところにアイデアは生まれない
・創造とイノベーションの効果は、掛け合わせることによって得られるもの

●質問を再構成する
・最初に心に浮かんだ問いかけからブレストするのは止めること
・より具体的で、より五感に訴える問いにすること
・問いを再構成するとき、いくつか制約を設けると、考えが刺激される

●今日の一枚