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最後のバブルがやってくる それでも日本が生き残る理由 世界恐慌への序章

読みました。

最後のバブルがやってくる それでも日本が生き残る理由 世界恐慌への序章

最後のバブルがやってくる それでも日本が生き残る理由 世界恐慌への序章

岩本沙弓さんの著書。予言ではなく、その業界にいた人だから分かる情報をもとに、書かれた2020年までの資本主義システム、マネー経済の姿。
2020年の終焉までの道のりを、一般人には知り得ない外国為替市場の仕組みちあわせて、分かりやすく解説くださっています。
しかるべき時に備えるという意味でも、読んでおくべき一冊かと。

金本位制
・保有している「金」の価値以上に紙幣を発行することはできない

外国為替市場と通貨戦略
・一見すると、通貨の両替しかしていないようにみえる
・実は、国家の思惑によって意図的に調整されている
基軸通貨のメリットを生かし為替レートの差を利用し、奪う側と奪われる側がはっきりと分かれる場所
・通貨システムは「富を搾取する側の論理」「力の論理」に左右される
・日本はこの通貨システムによって一方的に翻弄される
・ゆがんが通貨システム、特定の集団や国のエゴが反映されやすい、富を搾取する最高のツールとして使われている
・各国は国家戦略として通貨戦略を持つ
・日本には通貨戦略を持っていない
・市場にあるお金の供給量を見る
・日銀が緩和を続けてきたこの十数年間、日本国内で使われるべき資金は、海外へ流れていった。景気がよくなるわけがない

●為替市場分析
1. テクニカル分析 チャートを利用
2. ファンダメンタルズ分析 経済状況から判断
3. 第3の分析 富を搾取する側の思惑や策略

●為替レート
・ニュースを先取りして、全てをあらかじめ織り込みながら動くもの
・為替レートの動きをよめば、現実に起きることをある程度は予測できる

●円高
・円の価値が上がること。日本の価値を高め、信用力を高めるもの。本体、悲観するものではない
・モノを真面目に作り、コツコツと貯金し、経済を発展させてきた結果
・一方、ジャブジャブと紙幣を刷り、垂れ流す国があり、相対的に円の価値が上げる
・自ら自国通貨の価値を下げて円高を修正しようとするのは間違い
・エネルギー資源を安く手に入るのも通貨の価値が高いから
・円の価値が保たれるなら、圧倒的に世界恐慌時の被害が少なくなる
・海外の金融不安が落ち着き、日本経済が回復すれば、日本の投資資金は拝外に流れる。自然な円安になる
・世界の常識として「日本は世界一裕福である」ということ

●為替介入
・為替介入で使われているのは「国民の資産」。我々の預金、生命保険の掛け金など
・為替介入は輸出企業のためでなく、米国のため
・日本は、保有する米国債を売ることはできない。
・日本が借金体質の米国ファイナンスを請け負っている
・海外では為替介入は敬遠される

●ユーロ再編
・欧州債務問題により、ユーロが米ドルに代わる基軸通貨になる可能性はなくなった
・欧州危機による通貨安はドイツによって歓迎
・ギリシア危機があるからこそ、ドイツ経済は恩恵を受けている

●中国
・中国が覇権国家にはなりえない
人民元が、基軸通貨になれないから。通常の為替市場で自由に取引できる通貨ではない

●日本国債暴落論は間違い
・基本的な考えとして、債務国でないとデフォルトできない
・日本は、債権国。国家破綻には成り得ない、251兆円もの資金を海外に貸し出している

●相場格言
・まだはもうなり、もうはまだなり
・自分の知らないもの、分からないものには投資しない