エクスペリエンス・ビジョン ワークショップ 第3回目

山崎和彦先生とロフトワークスさん主催の「エクスペリエンス・ビジョン ワークショップ(全3回)」の第3回目です。
前回、前々回はこちら。

エクスペリエンス・ビジョン ワークショップ 第1回目
http://d.hatena.ne.jp/kahusu/20130212

エクスペリエンス・ビジョン ワークショップ 第2回目
http://d.hatena.ne.jp/kahusu/20130226

●前回からの復習、ストーリーボードからのアイデア出し

  • ストーリーボードの中から、提案の「キー」となるプロダクトやサービス、システムは何かを考え、視覚化する
  • 「キー」となるものをポストイットに書き出し、ストーリーボードに貼りつける

●ペーパープロトタイピング 

  • ストーリーボードの各シーン(起承転結)ごとに、ユーザーにとって見えるもの、触れるものをつくる、視覚化する
  • メンバーみんなで手を動かして、どんどん視覚化することが大事
  • A4用紙に描き出す、立体物を作る
  • ラフにつくる、大きめ(原寸)のサイズでつくる、それはどのような形、大きさをしているのか

●ウォークスルー

  • ストーリーボードにそって、作ったペーパープロトタイプを並べる
  • 自分たちが考えたアイデアがうまくきそうかどうかを一通りレビューしてみる
  • どのアイデアを立体化するかを考える

●立体化、データ制作

  • キーとなるアイテムを1つ、立体化する
  • イラストレーターでデータを作る
  • クラフトロボで出力、立体化する

立体化については、残念ながら時間が足りず、完成には至りませんでした

●ビジネスモデルを考える、ビジネスモデルキャンパス

  • 模造紙にビジネスモデルキャンバスのフレームを描く
  • 対象となるユーザーは誰か
  • その人たちへの大事な提供価値は何か
  • 各欄を埋めていく

●発表する

  • アクティングアウト手法を使って発表する
  • ストーリーボードの内容を人間とペーパープロトタイプを使って演じる
  • ストーリーボードにそって、作ったペーパープロトタイプと立体プロトタイプを使って、どのようなサービスであるか、対象ユーザーやステークホルダーにとっての提供価値がどのようなものであるかを発表する

(アクティングアウトのコツ)

  • 配役を決めるとスムーズにすすめられる。また何をしゃべるのかを決める
  • 全体の司会、ナレーター役
  • ユーザー役
  • システム役(Webサイト、サービス、システム)

●第3回目まとめ

  • 最後の評価のステップが時間切れのため、できませんでした
  • バリューシナリオを作るのが難しい
  • 講師からいただいたアドバイスとしては、まずはアクティビティシナリオから入り、そこからバリューに持ち上げていく方が素直かもしれない、とのこと
  • うれしい体験、アクティビティを考え、バリューを導き出していく。普段から意識したいと思います

●全体を通しての感想

  • 全3回を通して、同じメンバーが出席できないのが残念。毎回、班のメンバーが変わってしまう。結局、我が班(6名)で全3回通しで出席できたのは2名のみ
  • 時間については、足りないくらいの方が、緊張感を持って濃い時間を過ごせるのではないでしょうか
  • また仮に十分な時間があったとしても、得られる成果にそれほど差はないのでは
  • インタビューやアイデア出し、アイデア収束のフェーズについては、ファシリテーターの力量によるところが大きかった
  • エクスペリエンス・ビジョンについては、このように体験してみないと深く分からない事が多く、今回はその貴重な機会となりました。山崎先生、ロフトワークのみなさま、ありがとうございました

●参考情報
下記のセミナーでは、より深く学ぶことでできそうです

HCD-Net | 予告:2013年度HCD-Net教育セミナー「サービスデザイン方法論(全6回」
http://www.hcdnet.org/event/2013hcd-net6_1.php