ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

数年ぶりに再読。

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

2006年の本、ダニエル・ピンク(著)、大前研一(訳)。
答えのない時代に突入した今、その世界でどうやって生き抜いていくかを説いた一冊。右脳型人材の育成の有用性を強調されています。

格差社会を勝ち抜くための3条件
1. よその国、特に途上国にできることは、避ける
2. コンピューターやロボットにできることは、避ける
3. 反復性のあることは、避ける

●第4の波
・第1の波(農耕社会/農夫)
・第2の波(産業社会/工場労働者)
・第3の波(情報化社会/ナレッジワーカー)
・第4の波(コンセプチュアル社会/創造する人、他人と共感できる人)
・既成概念にとらわれずに新しい視点から物事をとらえ、新しい意味づけを与えていく
・突出した個人が富を生み出す時代

●突出した個人が持つ6つの感性
1. 機能だけでなく「デザイン」
2. 議論よりは「物語」
3. 個別よりも「全体の調和」
4. 論理ではなく「共感」
5. まじめだけでなく「遊び心」
6. モノよりも「生きがい」

●これからのビジネスマンを脅かす3つの危機
1. 過剰な豊かさがもたらす新しい価値観
2. 次から次へと湧き出す競争相手
3. 脳の代行、オートメーション

●今の仕事をこのまま続けていいか、3つのチェックポイント
1. 他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか
2. コンピューターなら、これをもっとうまく、早くやれるだろうか
3. 自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか