駆け出しマネジャー アレックス リーダーシップを学ぶ

読みました。

駆け出しマネジャー アレックス リーダーシップを学ぶ

駆け出しマネジャー アレックス リーダーシップを学ぶ

2004年の本。翻訳本ですが、この本はとても読みやすいです。内容もストーリー仕立てで楽しくリーダーリップについて学ぶことができます。

●社内スタッフの前提
・社内はバラバラ
・どの部署もグループも自分たちのことをしか考えていない
・変革に対して、全員は表向きの必要性を認めても、自分のやり方を変えたい人は一人もいない

●リーダーシップとは
・リーダーシップは自然に身に付くものではない
・リーダーシップは教わり、学び、育てるもの
・リーダーシップは3つの能力のかけ算
・「ビジョンを掲げる」×「部下のやる気を引き出す」×「変革への取り組みが失速しないよう勢いづける」
・リーダーシップはカリスマ性とは違う。カリスマ性は個性
・リーダーは、効率よりも効果を考えるべき
・人間にはリーダーが必要
・リーダーがリーダーを育てられる組織だけが生き残れる
・リーダーがマネージャーの仕事に時間を取られすぎないこと

●リーダーが守るべきパワーの3原則
1. パワーを獲得する
2. 責任を持ってパワー行使する
3. リーダーのパワーを認めさせる

●リーダーとマネージャーの違い
・あらゆる組織にはリーダーとマネージャーの両方が必要
・優れたマネージャーがいない組織は、混乱に陥る
・有能なリーダーがいない組織は、無気力になり発展できない

(マネージャー)
・部下が的確な行動を取れるよう指導する
・現在と近い将来の利益に集中する
・秩序を好む
・リスクを減らす
・感情よりも理性に訴える

(リーダー)
・自ら的確な行動を取る
・未来や展望、長期プロジェクトに集中する
・変化を好む
・リスクを負う
・感情と理性の両方に訴える

●リーダーに抜擢されたら
1. 実態を把握する
2. どこにエネルギーを注ぐか、時間を割くべきか、最優先すべきことは何かを決める
3. 事態の緊急性をどう説得するかを決める
4. どの派閥に注意し、どこを手を組むかを決める。誰が味方で、誰が敵か

●チームを編成する
・早い段階で重要な課題に取りかかる
・どんなチームを編成するか
・一緒に先頭に立つ役割を誰に割り当てるか、どの集団を解体するか
・片腕となって働いてくれるパートナーの確保。何でも相談でき、意見や評価を言うなど客観的な見方ができる人
・組織の末端で草の根的な活動を進めてくれる人
・リーダーとして経験を積んだ聡明なメンター

●方針を立てる
・早い段階で、チームや会社がすべきことについての仮の方針を立てる

●アイデアを広める4つのポイント
1. 自分がやりたいことを表明し、反応を見る
2. 主力メンバーの意見を聞く
3. 支持勢力と抵抗勢力を見極める
4. 心に響くビジョンへと膨らませる

●ビジョンとは
・ビジョンとは、目的地を知らせ、メンバーにぜひ行きたいと思わせる役割
・ビジョンとは、予想外の事態に直面した時の頼りになる羅針盤

●心に響くビジョンの4原則
1. ワクワクするようなストーリーがある
2. ポイントを押さえており印象に残る
3. 意義がある
4. 心に残る

●ビジョンのチェックポイント
1. 何をすべきか社員にわかるか
2. 社員は参加したがっているか
3. ビジョンの内容が明快に伝わるか
 
●2つの信頼を獲得する
1. リーダーが立てた目的に対する信頼
2. リーダー自身、リーダーの能力に対する信頼

●リーダーの6つの役割
1. リーダー
2. 進行役
3. スポークスマン
4. コーチ役
5. 実行役、マネージャー
6. 参加者

●今日の一枚