武器になる哲学
ここ最近ハマっている山口周さんの著書の一つ。
多くの著書で共通するフレームワークに「サイエンス × クラフト × アート」の切り口があります。これが秀逸なのですが、他にも様々なキーワードあり、その中の「哲学」を担うのが本書。
武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
- 作者: 山口周
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2018/05/18
- メディア: Kindle版
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文末に哲学について学ぶための書籍が紹介されていたので、自分用のメモとして。
- 作者: アリストテレス,Aristotelis,戸塚七郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1992/03/16
- メディア: 文庫
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- 作者: ニーチェ,Friedrich Nietzsche,木場深定
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1964/10/01
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- 作者: エーリッヒ・フロム,日高六郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1952/01/01
- メディア: 単行本
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パブロフの犬:実験でたどる心理学の歴史 (創元ビジュアル科学シリーズ1)
- 作者: アダム・ハート=デイヴィス,山崎正浩
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2016/11/09
- メディア: 単行本
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サルトル『実存主義とは何か』 2015年11月 (100分 de 名著)
- 作者: 海老坂武
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/10/26
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社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書)
- 作者: 小坂井敏晶
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/07/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: M.チクセントミハイ,大森弘
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 2010/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: デカルト,Ren´e Descartes,谷川多佳子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1997/07/16
- メディア: 文庫
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- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/06/20
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- 作者: レヴィ=ストロース,Claude L´evi‐Strauss,川田順造
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2001/04/01
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- 作者: レヴィ=ストロース,Claude L´evi‐Strauss,川田順造
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2001/05/01
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アダム・スミス―『道徳感情論』と『国富論』の世界 (中公新書)
- 作者: 堂目卓生
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 新書
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- 作者: マルセルモース,Marcel Mauss,吉田禎吾,江川純一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/02/01
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ボーヴォワールは語る―『第二の性』その後 (平凡社ライブラリー)
- 作者: アリスシュヴァルツアー,Alice Schwarzer,福井美津子
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1994/05/01
- メディア: 新書
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- 作者: ジャンボードリヤール,Jean Baudrillard,今村仁司,塚原史
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2015/08/27
- メディア: 単行本
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発想法の使い方
これまでの加藤さんの著書は何冊も買っております。今回は新書サイズということで、アイデア発想に関するあっさりした広く浅い内容…。具体的な手法を知りたい方は、別の書籍を参考にされたほうがよいかと思います。
私はアイデア発想の手法よりもその前提となる課題やテーマ設定について、どのように決めればいいのかが疑問でしたが、その点についてかなり細かく記述されていて、大変勉強になりました。十分に価値のある一冊です。
ただ一点、気になったのがアイデアは「わがまま」から生まれるというくだり…。初めて目にする方は加藤さんの言葉と勘違いされるかもしれませんが、これはプロダクトデザイナー 川崎和男先生の言葉です。きちんとそう書いた方がいいかと思います。川崎ファンとしてはかなり気になります。
アイデアを出しやすくなる3つの前提
アイデアを出す
- 課題を細かく分割する
- 課題をいったんズラす
- 論理的に問いかける
- 直感的に問いかける
アイデアを描く
- アイデアをスケッチする
- 1案1枚が原則
- 説明は簡潔に
チームでアイデアを出す
- プロセスをデザインする
アイデアとは
荒木飛呂彦の漫画術
ジョジョの奇妙な冒険の作者、荒木飛呂彦先生が明かす漫画の描き方。
漫画家としての心構え、テーマの決め方、キャラクターの描き方、ストーリー作り、漫画家さんだけでなく、ビジネス視点も大変参考になることばかり。すごい本だ…
漫画の王道を知る、黄金の道
- 漫画の描き方、漫画の王道を記したもの
- 王道とは、昔から存在する揺るぎない黄金の道
- 漫画を描くのであれば、漫画の王道を知る、黄金の道を歩むという意識を持つこと
- その先には時代を超えて愛され、受け継がれていく名作にたどり着く
- 王道を知らずして、描き続けられるほど漫画は甘いものではない
- 王道は「地図」、迷った時に見るもの
- 地図があれば、途中迷ったり、危険にあったりしても、回避しながら頂上までたどり着ける
■漫画家を目指すにあたって
- 「何を描いていいか分からない」これは絶対に言ってはダメなこと
- 漫画を描く目的には何か、それを見失ってはいけない
最初の1ページが重要
- いかにして作品を見てもらえるか、読んでもらえるか
- 最初の1ページで読者の心をつかむか
- 最初の1ページは、本編の予告(テーマ、方向性)を必ず描く
漫画というメディアの特徴
- 小説では何ページもかけて描写するところを、1カットで表現できる
- タイトル、セリフ、構図、髪型、服装、背景描写、小物、
漫画の基本4大構造
- キャラクター(絵、セリフ)
- ストーリー
- 世界観
- テーマ
売れるテーマから考えるのは間違い
- テーマは自分の人生に沿っているものであること
- 「何を描きたいか」「なぜ描くのか」、漫画家にとって一番大事なこと
なぜアイデアが尽きないのか
本の中で荒木先生が超絶オススメしていた一冊。いろいろなテクニックはこの本から学ばれたとか。私も調子にのって購入しましたが、超絶デカイ本でビビリました…。
No.2理論
先日に引き続き西田先生の著書「No.2理論 」を読みました。
No.1の人になるのは難しいけど、No.2なら多くの人がなれるよという内容。なるほど〜、面白い視点ですね。
No.2理論とは
- この本は「個人の夢」ではなく、会社やチームという「みんなの夢」を実現する方法
強いチームとは
- 目標と作戦
的確な目標を立て、現有戦力に相応しい作戦を立てることができる - 指導力、誘導力
トップが立てた目標や作戦をチームに浸透させ、そこへメンバー全員の気持ちを誘導して一つにまとめ上げる(No.2の役割) - 現場の身体的、精神的な指導力
各人が作戦を確実に実行できる技能を身につけ、充実した気力でプロジェクトに臨める
組織にNo.2が必要な理由
- トップはマネジメントに専念する
- 規模が大きくなると、トップ一人では対応できなくなる
- トップはオールマイティーでなければならないが、他はそうではない
- 「ひとり」は失敗しやすい
No.2になるには
- トップの考えを徹底的に理解する
- 自分の美学を捨てる
- トップに心底惚れる
- どうしても惚れられなければ、尊敬する。好きになる。好きなフリをする
- 愚直であれ
- イエスマンであれ、されどイエスマンになるな
- トップにヒントを与えて積極的に助ける黒子になれ
- No.2は社員の「手本」にならなければいけない
No.1理論
西田文郎さん、著書です。ブログは以前から読んでいたのですが、本は初めてでした。
No.1理論―ビジネスで、スポーツで、受験で、成功してしまう脳をつくる「ブレイントレーニング」
- 作者: 西田文郎,「元気が出る本」出版部
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 1997/04/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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脳の活動が及ぼす人のパフォーマンスについて書かれたもの。
成功者とそうでない人との脳の使い方の違いについて詳しく述べられており、興味深く読んでしまいました。
5%の「優秀な人間」と、残り95%の「そうでない人間」の違いとは
- 「ツキ」の違い
- 成功者の脳や経験には、成功体験、プラス思考が占める
- 嫌でも成功して「しまう」
- 失敗の経験がない、楽しい、できるのプラスイメージしかない
西田メソッド
- 「そうでない人間」をいかに「優秀な人間」に変貌させるか
失敗は大失敗のもと
- 禁煙、ダイエットができない理由。マイナス思考が働いているから。
- 禁煙は辛い、しかし健康のために止めよう、ガンの原因になる、我慢しよう、等
- 辛いことが逃げ出そうという気持ち。
- 潜在意識は、喫煙をしたくて仕方がない
- 人間の行動は、思考、意志、意識の力ではどうにもならいほど、潜在意識に支配されている
環境によって人の成果は大きく変わる
- 環境変革型 (05%) 長期目標を持ち、強烈なプラス思考でまわりを引っ張る
- 環境改善型 (10%) プラス思考で努力できるサブリーダー
- 環境順応型 (35%) 単なるいい人。願望、目標がなく周りに左右される
- 環境逃避型 (45%) 環境に不満を持ち、ストレスを貯める、チャンンスも逃す
- 環境破壊型 (05%) グチ、言い訳、責任転嫁、周りの足を引っ張る、ムード破壊
チャレンジするということ
- 目標設定が大事な理由は、明確な目標というイメージが、人をそこへ引っ張り上げるから
- 人生はイメージ力で決まる
- 「イメージ」と「空想」は違う
- 「プラス感情」+「プラスイメージ」=プラス思考
- 長期目標を立てる
- 短期目標だけでは、失敗すると大きな挫折感となる。成功してもすぐに満足してしまう
- 人生の長期目標は絶対に下げてはいけない!
- ただし、短期目標は変更してもよい。最終目標を目指して再チャレンジすればよい
- 優秀な人の長期目標は10年
成功者の視点
- 失敗、苦しさ、努力、不安、迷い、焦りは、成功までの単なるプロセス
- イメージの実現に、何が必要で、自分が何をしなければいけないかが分かっている
- 必ず報われると分かっているので、それをも楽しめる
- 目標を達成した将来から今を振り返り、現在に何が欠けているか、必要かを見ることができる
ツキとは
- どんなに努力しても自分でツキは作れない
- ツキをもたらしてくれるのは他人
- 監督、上司、同僚、顧客、発注先
Kindle ホワイト
残酷な20年後の世界を見据えて働くということ
とってもショッキングなタイトルの本です。
内容的には自身のキャリアを見つめ直す一冊でしょうか。
前半の著者の金融業界で積まれたキャリアからの視点が大変面白かったです。
勝ち組企業の見分け方1 公表データを調べる
- パイが大きくなる企業を見抜くこと(パイ=売上高、営業利益)
(沿革/経営者)
- 労使関係は良好か
- 幹部社員が能力を発揮できる環境か
- 幹部社員は優秀な人材が多いか
- 経営者は問題発生時に積極的に説明しているか
- 経営者は誠実であるか
(業界事情/競合相手分析)
- その企業は十分な潜在力を持っているか。数年間にわたって売上を大きく伸ばす製品/サービスがあるか
- 競合他社に優る業界で通用する特徴があるか
(生産/販売)
- 業績を牽引する製品/サービスの次に向けた一手を打っているか
- 研究開発が成果を上げているか
- 強い販売網/営業体制があるか
- 労使関係は良好か
(収支/財政)
- 利益率が高いか
- 利益率の上昇/維持に対する取り組みができているか
- コスト分析や財務分析を重要視しているか
- 短期的および長期的な収益見通しを立てているか
- 既存株主の利益を損なうような増資が行われてしまうおそれはないか
(収支予想)
- 総合的な結論
勝ち組企業の見分け方2
- 「スカルバットを入手しろ」
- 多くの人に聞いて回る
- 投資先の社員、元社員、顧客、納入先、競合相手
■優秀な人材を採る
- 入社試験を科す
- 20年後の社会と仕事の変化を考えさせる、自分なりの解を出させる
自身のキャリアを考える
- その転職が上り坂になるのか、下り坂になるのか
- ハッキリしない時は転職しない
- 迷った時は難しい道を選ぶ
- 世の中には完璧な職場は存在しない
- 誰もが人間関係に苦労し、上司の理不尽な要求に耐えて仕事をする
- 常に自分の能力、市場価値を高めるように努める
現在の仕事のチェックリスト
- 今後10年、負け戦を強いられることはないか。20年先、会社は存立しているか
- 自分の能力は上がっていくだろうか。スキル、専門性は身に付くか。自分の市場価値が下がらないか
- 60歳になって「幸せだった」と満足できるか
決断をするということ
- 決断を先送りするとは、今は決めない、という重大な決断を下していること
- 後になって決断すればするほど、選択肢は少なくなる
- 客観的、科学的に決断することを心がける
キャリア向上の4つのチェックリスト
- この経験は自分自身を成長させるのに役立つか
- 自分のやっていることは意味のあることか
- このハードワークはいつまで続くか、予想がつくか
- きちんとした年収なり将来の約束で処遇されているか