荒木飛呂彦の漫画術

ジョジョの奇妙な冒険の作者、荒木飛呂彦先生が明かす漫画の描き方。

漫画家としての心構え、テーマの決め方、キャラクターの描き方、ストーリー作り、漫画家さんだけでなく、ビジネス視点も大変参考になることばかり。すごい本だ…

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

 

漫画の王道を知る、黄金の道

  • 漫画の描き方、漫画の王道を記したもの
  • 王道とは、昔から存在する揺るぎない黄金の道
  • 漫画を描くのであれば、漫画の王道を知る、黄金の道を歩むという意識を持つこと
  • その先には時代を超えて愛され、受け継がれていく名作にたどり着く
  • 王道を知らずして、描き続けられるほど漫画は甘いものではない
  • 王道は「地図」、迷った時に見るもの
  • 地図があれば、途中迷ったり、危険にあったりしても、回避しながら頂上までたどり着ける

■漫画家を目指すにあたって

  • 「何を描いていいか分からない」これは絶対に言ってはダメなこと
  • 漫画を描く目的には何か、それを見失ってはいけない

最初の1ページが重要

  • いかにして作品を見てもらえるか、読んでもらえるか
  • 最初の1ページで読者の心をつかむか
  • 最初の1ページは、本編の予告(テーマ、方向性)を必ず描く

漫画というメディアの特徴

  • 小説では何ページもかけて描写するところを、1カットで表現できる
  • タイトル、セリフ、構図、髪型、服装、背景描写、小物、

漫画の基本4大構造

  1. キャラクター(絵、セリフ)
  2. ストーリー
  3. 世界観
  4. テーマ

売れるテーマから考えるのは間違い

  • テーマは自分の人生に沿っているものであること
  • 「何を描きたいか」「なぜ描くのか」、漫画家にとって一番大事なこと

なぜアイデアが尽きないのか

  • 人生の中で興味が尽きると、アイデアがなくなる。
  • よいアイデアは自分の人生や生活に密着している
  • 描いたものは忘れる
  • 満足してしまったら、次に何を描くかというアイデアが生まれなくなる 

 

本の中で荒木先生が超絶オススメしていた一冊。いろいろなテクニックはこの本から学ばれたとか。私も調子にのって購入しましたが、超絶デカイ本でビビリました…。

定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー

定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー