スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則

読みました。

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

会社ではそれこそスライドなのかドキュメントなのか、ごっちゃになったパワーポイントファイルであふれています。プレゼンの時、参加者は発表者ではなく、スライドを見ています。
それがいいのか、悪いのかは分かりませんが…。

〜〜

ビジネスの世界では、プレゼンテーションとは情報を提供するためのものだと考える人が多い。ジョブスは違う。プレゼンは体験を生み出すことを目的に作られている。
ジョブスがしていることはプレゼンテーションではなく、体験の提供。
ジョブスは誇大広告の名人というよりキャッチプレーズの名人。

・ストーリーを作る
・体験を提供する
・仕上げと練習


●箇条書きは諸悪の根源
聞き手に訴えるのはストーリーである、スライドではない。
ストーリーを語るのはスライドではなく、あなた。
ジョブスのプレゼンテーションは、シンプルで視覚的。箇条書きがない。
何でもスライドに書いてしまうのは、プレゼンターとしての怠慢。
詰め込んだスライドは、スライドとドキュメントをごちゃまぜにした「スライデュメント」。
文字がたくさん書かれたスライドは体験を劣化させるだけ。
スライドをシンプルにすれば、集中すべきところ、つまり、スピーカーへと集まる。

●エレベーターピッチ
1.何をするのか
2.どの問題を解決しようとしているのか
3.ほかとはどう違うのか
4.なぜ気にかける必要があるのか

●10分ルール
10分たつと聴衆は話しを聞かなくなる。脳があきる。
ジョブスは脳にあきる暇を与えない。10分ルールを守り、聞き手の脳を休ませる。
退屈なものに脳は注意を払わない。

●不屈の精神、あきらめない
アントレプレナーの成否を分けるのは、不屈の精神。
その不屈の精神を生み出すのは情熱。
そのことに対して、燃えるような情熱を持っていなければ生き残れない。
あきらめてしまう。だから、アイデアも出ない。
問題でもいい、正したいという悪でもいい、とにかく情熱を持てるものがなけれなダメだ。それがなければ、不屈の精神を持って最後までがんばることができない。戦いの半分はここにかかっている。