ビジネスに生かすギャンブルの鉄則

読みました。

ビジネスに生かすギャンブルの鉄則

ビジネスに生かすギャンブルの鉄則

この本は、面白かった!私の中で、ギャンブルとは投機的なイメージでしたが、正しくは全く逆の意味なのですね。ギャンブルに強くないと、海外では戦えないそう、子どものころからギャンブルの免疫をつけなくてはならないのですね。英語を学ぶよりも、まず麻雀、ポーカーを学ばなければ(笑)
しかも著者の谷岡一郎さん、学校経営されているのですね。ここで学べば怖い者なし?

●なぜ、ギャンブルか
・この世はランダムな要素に満ちあふれている、
 そして、このランダムな世界に対処する方法をギャンブルから学ぶ。
・地道な努力だけで、生きていける時代は終わった。
・努力すれば報われる、その言葉は真実ではない。
・駆け引きが重要な職種、役職においては、ギャンブルを学ぶことは重要。
 麻雀やポーカーで強さを発揮できた人は、海外でもタフな交渉人として活躍できる。
・ギャンブルしないことが最も危険
 一番危険なことは、チャレンジすべき時にチャレンジしなくなること。

●正しいギャンブルとは
・単なるヤケッパチによる行動は、ギャンブルを理解していない人。
・正しいギャンブラーは、そうなる前に勝負している。
 期待値を知り、勝負時と引き際を間違えたりしない人。
・「負けを取り戻す」という思考回路はない。

●ギャンブルとは
・金を儲けること。
・目標を定めてそれに向かって利益を集めること。
・ビジネスはギャンブル。

●ダメな経営者
・企業体の存続自体を危うくするリーダーは、ギャンブルを知らない。
・必要な時に必要な決断ができない。
・ビジネスにギャンブルは必要ない、と信じている。

●ランダムな世界で勝つには
・ランダムとは何かを理解し、その上で運が必要。
・幸いにも人生には、チャレンジのチャンスはいくつもある。
 よほどの不運が続かない限り、実力のある者はいつか芽がの出る社会

●ツキの法則
・「ツイていない」これは主観的な感想。
・奇数、偶数が出る確率、1/2の確率には「偏り」がある。
・連勝や連敗は頻繁に起こるもの。
 客観的には確率論に従って起きていること。
・カジノが成立するのは、1人の勝敗ではなく、100〜200人の集まりだから。

●マネーマネジメント
・お金を増やすという目的を効率よく行うこと。
・3つの方法
 1.軍資金と賭け額の大きさ
 2.賭け金を増やしたり、減らしたりするタイミング
 3.やめるタイミング
・その資金で何時間ギャンブルするつもりか。
・同じ金額で賭けつづけると、勝つチャンスが減る。

●麻雀の強い人の特徴
・自分の手より、場の手をよく観察する
・勝負する手と、オリる手とを適度に混合する
・他人の点棒を計算し、目標に従って手を作る
・じっくり待つ
・敗因を調べ、学習する

●ギャンブルの免疫をつける
・ギャンブルがやめられない人は、ギャンブルの免疫がないから。
・若い頃からギャンブルをした人は「やめどき」を知っている。
 遊びはあくまで遊びであり、真剣にのめり込むことはない。

●ギャンブルの考え方
・全財産をかけるギャンブルは、人生に1回あるかないか。
・大穴狙いは何度かやってみる。
・もしあなたがこの1年で1回も失敗していないなら、そのチャレンジは十分ではない。
 チャレンジすることは結果よりも、プロセスを楽しむこと。
・優れた経営者は、仕事も遊びも上手な人、人生を前向きに楽しめる人。
 勝負するときはし、引くときは引く。そして遊ぶ時は、とことん遊ぶ。

以上