ビジネスに生かすギャンブルの鉄則
読みました。
- 作者: 谷岡一郎
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2001/03
- メディア: 単行本
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しかも著者の谷岡一郎さん、学校経営されているのですね。ここで学べば怖い者なし?
●なぜ、ギャンブルか
・この世はランダムな要素に満ちあふれている、
そして、このランダムな世界に対処する方法をギャンブルから学ぶ。
・地道な努力だけで、生きていける時代は終わった。
・努力すれば報われる、その言葉は真実ではない。
・駆け引きが重要な職種、役職においては、ギャンブルを学ぶことは重要。
麻雀やポーカーで強さを発揮できた人は、海外でもタフな交渉人として活躍できる。
・ギャンブルしないことが最も危険
一番危険なことは、チャレンジすべき時にチャレンジしなくなること。
●正しいギャンブルとは
・単なるヤケッパチによる行動は、ギャンブルを理解していない人。
・正しいギャンブラーは、そうなる前に勝負している。
期待値を知り、勝負時と引き際を間違えたりしない人。
・「負けを取り戻す」という思考回路はない。
●ギャンブルとは
・金を儲けること。
・目標を定めてそれに向かって利益を集めること。
・ビジネスはギャンブル。
●ダメな経営者
・企業体の存続自体を危うくするリーダーは、ギャンブルを知らない。
・必要な時に必要な決断ができない。
・ビジネスにギャンブルは必要ない、と信じている。
●ランダムな世界で勝つには
・ランダムとは何かを理解し、その上で運が必要。
・幸いにも人生には、チャレンジのチャンスはいくつもある。
よほどの不運が続かない限り、実力のある者はいつか芽がの出る社会
●ツキの法則
・「ツイていない」これは主観的な感想。
・奇数、偶数が出る確率、1/2の確率には「偏り」がある。
・連勝や連敗は頻繁に起こるもの。
客観的には確率論に従って起きていること。
・カジノが成立するのは、1人の勝敗ではなく、100〜200人の集まりだから。
●マネーマネジメント
・お金を増やすという目的を効率よく行うこと。
・3つの方法
1.軍資金と賭け額の大きさ
2.賭け金を増やしたり、減らしたりするタイミング
3.やめるタイミング
・その資金で何時間ギャンブルするつもりか。
・同じ金額で賭けつづけると、勝つチャンスが減る。
●麻雀の強い人の特徴
・自分の手より、場の手をよく観察する
・勝負する手と、オリる手とを適度に混合する
・他人の点棒を計算し、目標に従って手を作る
・じっくり待つ
・敗因を調べ、学習する
●ギャンブルの免疫をつける
・ギャンブルがやめられない人は、ギャンブルの免疫がないから。
・若い頃からギャンブルをした人は「やめどき」を知っている。
遊びはあくまで遊びであり、真剣にのめり込むことはない。
●ギャンブルの考え方
・全財産をかけるギャンブルは、人生に1回あるかないか。
・大穴狙いは何度かやってみる。
・もしあなたがこの1年で1回も失敗していないなら、そのチャレンジは十分ではない。
チャレンジすることは結果よりも、プロセスを楽しむこと。
・優れた経営者は、仕事も遊びも上手な人、人生を前向きに楽しめる人。
勝負するときはし、引くときは引く。そして遊ぶ時は、とことん遊ぶ。
以上