企画魂

読みました。

企画魂―プレゼン兄貴のかけこみ企画書相談室

企画魂―プレゼン兄貴のかけこみ企画書相談室

竹島 慎一郎さんの著書。企画の本も、アイデア発想の本も、物語の本も、インタビューの本もすべて一連のプロセスの中でつながっているのだと最近手に取る本で実感。分けて考えない方がいいかもしれませんね。VRDA理論は初めて目にしました、面白いフレームワーク

オリエンテーションの注意点
・人は考えているとおりのことを話すとは限らない
・話の内容というのは、聞く人次第で変わってくる

●企画とは
・企画とは物語
・企画とは、仮説という名の推理小説
・企画とは、こだわりとヒラメキから出てくるもの
・お客さんというのは、常に一定していない
・アイデアにつながらないのは、そこに物語がないから
・発想とは創造力から生まれる
・創造力とは物語を生み出す力
・企画で大切なのは物語を作り出す力
・物語とはかき集めた人の思い出の断片、心の中に築きあげた架空の城

(3つのステップ)
1. 越境(境界を越える行為)
2. 心を開くプロセス
3. 境界はないという認識

●アイデアの法則
・アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
・アイデアとは、製品と消費者に対する特殊知識と、人生とこの世の様々な出来事についての一般知識との新しい組み合わせから生まれる

●アイデアを得るために大切なこと
・企画とは全く関係ないことをしてみる
・言葉ではなく、イメージで、ものをとらえ直す(非言語、水平思考)

●2つの企画書の作成方法
1.プロット(筋書き)思考
2.アイデア(着想)思考

●プロット思考のアプローチ VRDA理論
・VISION
 この企画のテーマをこのように見据えた上で、本題に入りたい
・REASON
 どうしてそう言えるかというと、こういう根拠があるからだ
・DECISION
 それをもとに何が求められているかを結論づけると、こうなる
・ACTION
 そのように決まったことを、このように実行し、評価をする

●アイデア思考のアプローチ
・話題としての面白みを第一に考え、これを前面に出して、そこから縦糸を引いて、前後のストーリーを組み立てていく方法