検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書
読みました。
- 作者: 渡辺隆広
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2008/06/17
- メディア: 単行本
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「自社Webサイトと検索エンジンの相性を良くするにはどうすればいいのか?」
そのノウハウがつまっています。
私自身はデザインするほうばかりだったので、これからはもっとSEO視点を持って制作しなくてはと強く思いました。
●SEOとは
・ユーザーが入力した検索キーワードに応じて「自分が運営するサイトの関連ページが検索上位に表示されるようにサイトを構築する」こと
・ユーザーの興味や関心事に、キーワードを使ってターゲティングし、自社サイトに集客すること
・検索エンジンのアルゴリズムにより高く評価してもらえるようにウェブサイトの構造を整備すること
・ウェブサイトの重要な要素、情報、評価してほしい項目をロボット型検索エンジンに適切に伝えられるように、個々のウェブページのHTMLコーディングやサイト構造を見直す一連の作業
・ビジネスゴールを達成するための手段、「何を達成するために」「何をパフォーマンス指標とするか」「どれだけビジネスに貢献したか」
・SEO順位はブランディングではない。作業そのものに対するベンチマーク
●なぜSEOなのか
・検索エンジン経由でサイト訪問するユーザーが圧倒的に多い、80%以上
・購買意欲の高い潜在顧客にリーチできる
・自然検索の結果はクリックされやすい
●検索キーワードとは
・ユーザーの興味、関心そのもの
●検索エンジンに最適化する
・検索エンジンに自社サイトを高く評価してもらうために、日々巡回しているクローラーを通じて、適切な情報を検索エンジンに伝えられるようなウェブページを作り、まわりのウェブサイトからリンクしてもらえるような内容のあるサイトを作る
・一つ一つの最適化作業を効果があった、なかったで判断するものではなない。検索エンジンが理解しやすいために工夫、ベストプラクティスを積み重ねていく作業。
●検索エンジンの3つ重要評価要素
1. テキスト要素
2. リンク要素
3. テーマ、トピック要素
●テキスト要素の考え方
・個々の情報の論理的意味を明確にする
・ページが何について記述しているかを明確にする
・クローラーが認識できるコンテンツであること
・ブラウザで閲覧して視認できるテキスト文字
・ブラウザ上からコピー&ペーストして、メモ帳などに貼りつけることが可能な文字列
・ページの内容と密接に関連する言葉、キーワードは必ずテキストで記述する
・TITLEは重みづけが高い、ページ内容を推測できること、重要キーワードが含めること
●キーワードの目安
・最も関連するキーワードが0個になることは絶対避ける
・最も関連するキーワードを立て続けに並べない
・サイト全体の共通キーワードは、全ページに含める
●トピック要素
・トピックとは、話題のこと
・キーワードとウェブページのトピックを一致させる
●サイト構成
・コンテンツをユーザーや検索エンジンが探しやすい、理解しやすい形に配置する
・現在のウェブページを上手くディレクトリ単位で区切り、サイト全体のトピックのまとまりや整合性を壊さないように的確に配置する
・区切る目安は、ユーザーが情報を探しやすい単位に区切ること
・サイト全体がある1つのテーマを持つような情報を掲載する
・ディレクトリごとに1つのトピックを持つようにページを分ける
・個々のウェブページが1つのトピックを明確に持つように作成する
●ディレクトリの作り方
・自社サイトで上位に表示させたいキーワードをすべてリストアップする
・キーワードを内容別に分類する
●SEOキーワードの選び方
・キーワードを集める
・キーワードを整理する
・キーワードと対応する誘導先ページを決める
・キーワードの「答えがある」ページを設定する
・検索するとは、ニーズを満たしたいという行動であり、「答え」を持つランディングページを持つこと
●ワンポイント
・iframe はインデックスされない
・/ でリンクを書く、index.html までは書かない
・納品されたHTMLソースを確認する、スパムが記述されていないか
・CMS導入がSEOに効果的ということではない。CMSが吐き出すソースコードが効果的
●サイトを移転する時の注意事項
・これまでの効果を引き継ぐためのリダイレクト処理を行う
・移転には、一時的と永久の2つがある、
一時的 302リダイレクト
永久 301リダイレクト
・.htaccess によるリダイレクト