読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

iPad vs キンドル

読みました。一気に。

iPad VS. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏 (ビジネスファミ通)

iPad VS. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏 (ビジネスファミ通)

iPadにiPhoneOS 4、新型MacBookProの噂と話題にことかかないAppleですね。
アップル、アマゾン、ソニーの取り組みがこと細かく書かれてあり、驚きと面白さで一気に読んでしまいました。

●アマゾン、キンドルについて
キンドルの発売元であるアマゾンは、オンライン通販最大手。アメリカ最大の書籍流通業者。
多くの人々は、アマゾンは通販会社であって家電メーカーではないと思いこんでいた。
しかし、それは大きな間違い。
キンドルは、通信機能「ウィスパーネット」を内蔵して出荷された。それを可能にしたビジネスモデルこそが、キンドルの持つ本当の「革新」。
最大の特徴は「消費者は通信会社と契約を交わさない」という点。それどころか、キンドルの利用者は「通信費」をいう存在を意識しなくていい。

ソニー リブリエ
実はアマゾンはeBookにおいてソニーを追いかけた存在であった。
2004年4月発売のソニーリブリエ。3つの点でeBookに必要な要素を備えていた。
1.電子ペーパーをディスプレイに使ったこと
2.薄型・軽量であること
3.専用のeBookサービスを提供すること

だが、リブリエは失敗した。「読める本がなかった」

●アマゾン、キンドルの強み
キンドルはハード、ソフトの設計から「できる限り使い勝手のいいeBookを作る」ことを狙っていた。
「サービスや快適さ」が主戦場になる。「どんな端末か」ではなく、「どんな本が読めるか」「どんな体験ができるのか」が最も重要。
アマゾンのアプローチは明確。eBookをすべての、どんなデバイスでも読めるようにすること。
「本から得られる売上をできる限り大きくしていく」こと。

iPadについて
アップルのねらいはeBookではない。ネットブックを代替するもの。
キンドルとは目指すところが相当に異なる。
キンドルは「本を快適に読む」ための専用デバイス。
iPadは多機能デバイス、汎用デバイス。

●アメリカについて
アメリカ人は、日本人より本が好き。
アメリカは日本以上に「ギフト」の市場が大きい。
日本では本の権利処理が複雑なものが、なぜアメリカならうまくいくのか?
契約社会のアメリカでは、出版時に「契約書」を交わす。
アメリカでは「本の価格」は決まっていない。
アメリカでは本が決して安くない。