組織変革のビジョン
読みました。
- 作者: 金井壽宏
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2004/08/18
- メディア: 新書
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内容が難しいのでいつも半分以上は流し読みですが・・・。
さらに新書と言えど、いつも内容が濃いので困惑します・・・。
これからの組織の在り方や、個人のキャリア形成について参考になるかなと思って読んだ一冊でした。
●変わるということ
・我々が過ごしているのは、変わることを要求される時代。
・変化が時代の要請。
・変わることで、個人も組織も「一皮むけて」さらに成長、発達する。
・個人も組織も、自分らしく生き、その組織でないとできない貢献を
もたらすために生存している。
・脱皮のような量的成長だけではなく、質的変態も含む経験。
・危機感をあおるばかりではだめ。程度がある。
●課題
「自分と会社の関係を2つの円で描いて下さい」
●組織文化の理解 3つのレベル
1.文物 (artifacts) 目に見えるレベル、企業の展示館
2.価値観 (values) 働く人たちに持続的に影響を与えるもの
3.仮定 (assumpitions) らしさ、当たり前、振る舞い
●キャリア
・まず仕事を任されて、きちんと役割をこなせること。
一般社員、担当者
●アイデアの処遇
・「いいアイデアだ」とは言わない。
反対でもなく、実行しようでもない。
いい人だ、と言われているようなもの。
・「じゃあ、やろう」か「権限を与えるから、お前がやれ」にする。
●変革のリーダー(チェンジマスター)の11の特徴(R.M.カーター)
1.リスクにチャレンジするので、抵抗や反対に遭いやすい、賛否両論。
2.外部の人々への働きかけが必要(自部門だけで閉じない)。
3.資金的にも、予算に収まりきらない。追加的資源を探し、捻出する。
4.制度的にも決められた予算の入手経路以外にもアプローチする。
5.経営上層からスポンサーシップを勝ち取る。
6.他部門の同僚から支持や応援、理解を取りつける。
7.情報量が多い。
8.自分の率いるユニット内外の専門家の知恵をうまく使う。
9.プロジェクトに関わるキーパーソンの範囲が広い。
10.その目標は上から与えられるというより、自律的に編み出したもの。
11.組織の秩序をかき乱しているようだが、
これこそがコラボレーティブな管理スタイル。
●変革型リーダーシップの7つの特徴(金井壽宏)
1.戦略的ビジョンの提示、浸透
2.環境探査と意味づけ
3.実験的試行の奨励
4.実施時の極限追求
5.フォロワーの成長、育成
6.コミュニケーションとネットワークづくり
7.エモーションへの対処