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キャンプ論

読みました。

キャンプ論―あたらしいフィールドワーク

キャンプ論―あたらしいフィールドワーク

フィールドワークについて基本的なことを分かりやすく学べる一冊です。
フィールドワークとキャンプをかけあわせて論じるなんてすごい。
これまで受講してきたHCDセミナーの各講座の中でも、フィールドワークはとても人気のある講座でした。
未知の人と未知の場所で未知のものを発見する、想像しただけでも楽しくなりますね。
この本の難点としては、文章がとても読みづらく、内容を理解するのに時間がかかったのが残念でした。

●キャンプとは
・当たり前すぎて見えなくなりがちな日常生活を、あたらしい観点から理解し直すための学習環境。
・あえて、いつもとは違う時間と空間を整備し、時には欠乏感や居心地の悪さを感じながらも、自分で見た「モノ、コト」に言葉を与え、「世界」を考える試み。

●フィールドワークとは
・社会や文化について理解するために活用される「社会調査」方法の一つ
・外に出かけて行う、実地研究や野外調査
・調査研究対象となる「モノ・コト」にできるだけ近づくために現場に赴く
・発見のための小さな旅
・予備知識を持たずに出かけること
・むしろ、記録や観察に関わるフィールドワークの基本動作を身につけておく
・あとは五感を信じて、現場の成り行きに身を委ね、発見へと結びつける
・目指すべきは、ヒトへの接近
・街や地域を知ることだけではなく、人との関係性を育むコミュニケーション
・自分を取り巻く環境が、不完全であるという認識が、旅への欲求となり、人に会う動機づけになる。

●第三の場所の条件
・ローカルであること
・ローカルの特質を活かすこと
・「いま、ここ」の意味

●フィールドワークにおける学習プロセス
1.試す、練習する
・フィールドワークの「しかた」を練習する
・基礎トレーニング
2.観察する、記録する
・現場をできる限り記録すること
・記憶があるうちに、現場でのメモを整理し、綴る
3.振り返る、調べる
・フィールドノートを読み返し、具体的なフィールドを対象化する
・カードにする
・その意味や必要について、自分の言葉で語ることができる
・文献をあたる
4.考える、整理する
・より抽象度の高い概念やキーワードをつくる作業
・より一般的な言葉で、自分の活動を語ってみる
・思考力とイマジネーションが求められる
・フィールドワークによる直接的、身体的な体験を知識として内面化する
・フィールドワークによって得られた知見を、他の場面で適用することについて考える


●リピーターとは
・同じ人が繰り返し訪れることではない
・関係性が引き継がれ、保たれていくこと
・物語が繰り返し語られること

●フィールドワークの基礎力、練習
・五感のトレーニング
1.自分で近づく
2.繰り返す
3.集める
4.まわりを見る
5.多面的に見る
6.規則性を探す
7.時間を読み取る
8.同時に撮る
9.影を見る
10.吹き出しをつける

●本当のKJ法、発想法
KJ法という道具とともに、「移動大学」というグループワークの仕組みのこと。
・6人で一つのチームが構成される。
・6チームの集まりが1ユニット。
・3つのユニット(180人)がキャンパス。
・参加者は6人という少人数のグループでの共同作業に関与しつつ、ユニット同士の関係を意識し、さらには全体として移動大学というキャンパスを考える。
・この多重的なグループワークがあってこそ、KJ法という道具が活かされる。
・道具ではなく、組織づくりに注意を払うことで、より望ましい発想が可能になる。

●今日の1枚