フェラーリと鉄瓶
読みました。
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奥山さんカッコよすぎです。デザイナーであれば読むべき本だと思います。
デザインに対する考え方はもちろんのこと、日本人の知らない本当のイタリア、フェラーリのビジネスモデル、真のブランドの意味など心に響くフレーズがたくさんあります。
フェラーリ記念モデルは、あなたにいくらお金があっても買えない、このことは衝撃でした。認められた人しか買えないのです。
これがブランド!
●目次
・カーデザイン
・日本人の知らないイタリア
・イタリアのものづくり
・コミュニケーションとしてのデザイン
・フェラーリ
・クリエイティブであるには
・カロッツェリア的ものづくり
●シビれる一文
クルマの品質が一番わかる部分は、ダッシュボード。
なぜ、アウディが売れるか?ダッシュボードの質感が素晴らしい。
アルミじゃないのにアルミと思わせるパーツを使っている。
他のメーカーも含め、クルマのダッシュボードは同じところで作られている。
アウディがそこに特別料金を払っているわけではない。
どこで差が生まれるのか?
それは開発の人やデザイナーが、どこまで「こうしてくれ」と生産条件を
追い詰めることができるか、それにつきる。
ギリギリの美を追求するから、いいものができる。
製品良し悪しは、誰がつくっているか、どこで作っているかでは決まらない。