日経サイエンス 10月号

読みました。

[asin:B000UUQWXO:detail]

気になる記事が掲載されていたので。

科学と宗教は対立するのか

ネタバレになってしまいますが、
気になったポイントをかいつまんで紹介します。

「科学者が宗教について話したり書いたりするとき、
その目的は何であるか」
1.科学と宗教の違いを際立たせることで科学を教えること
2.宗教が出すぎたまねをしないようにたしなめること

・宗教は、バットサイエンス
・間違った考えに、それらが完全な誤りであることを人々に示すこと
・既存の膨大な証拠に基づいて理論的に予測することが
実に賢く実際的であること
・私たちは、科学についてオープンな心を持ち、科学的証拠に接した経験のない
そんな多くの人たちに歩みよろうとしている

「科学は信仰を豊かにできるのか?
それとも信仰を破壊せざるを得ないのか?」
・人間性から宗教的信仰を取り除こうとは思わない
ロマンチックな愛という非合理な解釈を除外しないのと同じように
・しかし、明らかに非合理な信条や迷信は別ものだ
・問題は神の世界をどうすればなくせるかではなく、
科学がどこまで宗教的信条をほどよいものとして、
宗教原理主義の最も非合理で有害な側面を取り除けるか、だ
・そうすることで、科学が信仰を豊かにできる
宗教的奇跡は、あまりに近視眼的で広がりに欠しいもの

「宗教は本質的に悪なのか?」
・宗教があまたの残虐行為を引き起こした証拠はたくさんある
・根絶しなくてはいけないのは宗教的信条・信仰ではなく、無知。
・道義上の議論を優先する考え方に賛同できない。