就活のバカヤロー

読みました。
今時の就活って本当に大変ですね。

就活のバカヤロー (光文社新書)

就活のバカヤロー (光文社新書)

「なんでも質問する」というスタンス自体が「グーグル世代」「ゆとり世代」の特徴。彼らにとって、答えは「出すもの」ではなく、「探すもの」なのである。

中堅私大や地方大のほうが有利になることがある。
採用者数が一定数以上ある企業だと、特定の大学出身者のみに偏るのは好ましくない。なぜなら、企業は特定の大学のみを業務対象としているわけではない。年齢層、地方、バックグラウンド、それぞれ多種多様な顧客を相手とする。そのため、出身大学や学部はばらけている必要がある。

面接の落とし穴
第一印象で評価してしまう(外観評価)
判断基準が不明確なまま選考を行う(面接官格差)
自分が理解できないこと、苦手なことを評価しない(主観評価)
一つのポイントで全体を判断してしまう(ハロー効果)
悪い点のみ目がいく(減点評価)
自分と類似している点を高く評価する(類似評価)
前に会った者と比較してしまう(対比効果)
一つの面での特徴を全体のものと思いこむ(一般化)
事前の特定の情報に過度に左右される(先入観)
大雑把な面接官は甘くなりがち(寛大化傾向)
神経質な面接官は辛くなりがち(厳格化傾向)
差をつけることができず、同じような平均点評価が多くなる(中心化傾向)
ちょっとした差を極端に評価してしまう(極端化傾向)

面接官が未熟である会社は、このようなズレた評価、ブレた評価で学生を選考してしまっている。しかし、裏を読むと、売り手市場下の採用活動は「新米面接官だらけ」。学生が企業に入りやすい状況は加速している。