ユニクロ帝国の光と影
読みました。
- 作者: 横田増生
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/03/23
- メディア: 単行本
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メインの部分よりも、実は後半部分で描かれているZARAのビジネスモデルの取材内容の方が面白かったです。
・ZARAには、スターデザイナーは存在しない。
・デザイナーは、学校を卒業した20代の若者ばかり。
・彼らに求められるのは、市場のニーズを汲み取り、チームで商品化する能力。
独創性や奇抜なセンスではない。
・彼らは年間3万件のデザインを作り、そのうち1万点が商品化される。
・デザイン決定から店頭に並ぶまで、わずか14日間、という仕組み。
・どんなに売れる商品でも、最初は少量しか作らない。
まず、少量の商品を店舗に流す。
顧客の反応を見て、売れると分かれば増産する。
・小売業にとって、品切れとは、機会損失を意味する。
ZARAでは、あえて「売り切れ御免」の手法をとる。
それが商品の付加価値と顧客満足度を高めると考える。
顧客の購買意欲をかき立てる。
・広告宣伝費は使わない。
立地のいい場所に店舗を構えることに使う。